赤ちゃんが成長するにつれて一緒にお出かけする機会も増えていきます。赤ちゃんだけでなく荷物もあるのでお母さんは大変です。まだ歩けない 赤ちゃん の場合「 抱っこ 」と「おんぶ」ではどちらが良いのでしょうか。それぞれのメリットとデメリットについて詳しくご説明いたします。
赤ちゃんとお出かけ!抱っこする?それともおんぶする?
赤ちゃんとお出かけするときは
家族でお出かけするときはお父さんに手伝ってもらえるけれど、お母さん一人で買い物や健診に赤ちゃんを連れていかなければいけないというときもあるでしょう。
赤ちゃんを連れてのお出かけとなると、着替えやミルクの用意、ごきげんが悪くなったときにあやすためのおもちゃなど荷物も多くなりがちです。
車で移動できる環境であれば荷物は車に積んでおくことができますが、公共交通機関での移動の場合は自分で持つしかありません。
そんなとき赤ちゃんを「抱っこ」するか「おんぶ」するかで迷うお母さんもいると思いますが、どちらにもメリットとデメリットがあります。
抱っこは顔が見えるから安心!
赤ちゃんはお母さんに抱っこされるのが大好きです。抱っこをすると赤ちゃんの顔とお母さんの顔が近づいて耳元で声がするので安心するのです。
またお母さんの胸に抱かれて眠っていると心臓の音もよくきこえるので胎内にいるときを思い出して赤ちゃんが精神的に安定するという説もあります。お母さんも赤ちゃんの顔が見えることで赤ちゃんのようすがよくわかるというメリットもあります。
しかし「抱っこ」でのお出かけの一番のデメリットは両手がふさがってしまうということです。荷物はマザーズリュックなどを利用して背負うことになりますが、赤ちゃんを抱っこしたままで荷物を出し入れしたりするのは大変です。
「抱っこ紐」や「スリング」という便利なグッズを利用することで赤ちゃんを抱っこしても両手が使えるようになりますが、その場合もお母さんの足もとが見づらいので段差に気付けず転倒してしまわないように階段を利用する際などには注意する必要があります。
おんぶは両手が使えて便利!
おんぶ紐を使う「おんぶ」でのお出かけは両手が使えるので便利です。赤ちゃんにとっても視界が広がるので脳への刺激が増えて知育面でも効果的だといわれています。
たしかに「抱っこ」されている状態ではお母さんの胸や顔に赤ちゃんの視界が遮られてしまい周囲を見まわすことが困難です。おんぶされるとお母さんと同じ視点で景色を見ることができるので、赤ちゃんにとっても視覚からいろいろな情報を得ることができるのです。
また「抱っこ」の場合はどうしても姿勢がわるくなりがちですが、「おんぶ」はお尻で支えられるので赤ちゃんの背中を伸ばした状態でいられるというメリットもあります。
デメリットとしては、まず赤ちゃんの首がしっかり座らないとおんぶすることができないということがあげられます。抱っこに慣れている赤ちゃんが最初はおんぶを嫌がるということもあるようです。最初は家の中で短時間おんぶをして慣らしていくと良いでしょう。
次に「赤ちゃんのようすがわかりづらい」というデメリットがあります。赤ちゃんが眠っているのか起きているのかわからなかったり、電車の中などで知らないうちに赤ちゃんが近くの人の持ち物に手を伸ばしてしまうということもあります。
鏡やショーウインドウなどを意識してのぞくようにして赤ちゃんのようすを確認するようにしましょう。
赤ちゃんの個性に合わせよう
このように「抱っこ」と「おんぶ」ではそれぞれにメリットもデメリットもあります。しかし一番大切なのは赤ちゃんの個性に合わせることです。赤ちゃんには「好奇心が旺盛」「人見知りがひどい」などいろいろな個性があります。
好奇心が旺盛な赤ちゃんは周りが見えるおんぶが好きでしょうし、人見知りの激しい赤ちゃんはお母さんの顔が見えないと不安になってしまうでしょう。
おんぶをするとすぐに眠ってしまうという赤ちゃんもいれば、おんぶが大嫌いという赤ちゃんもいます。
そして成長していくにつれて赤ちゃんの個性にも変化があります。赤ちゃんのようすをみて「抱っこ」がいいのか「おんぶ」がいいのかを選択するようにしましょう。
まとめ
赤ちゃんとお出かけ!抱っこする?それともおんぶする?
赤ちゃんとお出かけするときは
抱っこは顔が見えるから安心!
おんぶは両手が使えて便利!
赤ちゃんの個性に合わせよう