B型肝炎ワクチン は病院によりますが2回または3回の 接種 です。今まで公費ではなく自費の任意接種でしたので全額自己負担でした。しかし2016年の10月1日以降、任意接種から定期接種へと切り替わりました。
ではその任意接種と定期接種ではどれほど費用が変わるのかを解説します。
B型肝炎ワクチンの費用は一体いくらかかるのか
そもそも定期接種とは何?
定期接種とは国や自治体が乳幼児に接種することを強く推奨しているワクチンのことです。国が推奨しているので任意接種と違い全額自己負担がありません。公費となるため、無料または低負担で接種ができますので金額はかなり変わります。
任意接種の場合の金額は後程ご紹介します。
定期接種の対象
2016年10月1日から定期接種へと変わったのですが実は対象が決まっています。ですので2016年の10月1日以降に受けるからといって公費で受けられるわけではありません。
対象となるのは2016年の4月1日以降に生まれた子のみとなります。なのでこれから生まれてくる子は定期接種となります。しかし2016年の4月1日以前に生まれている子は任意接種です。ここを注意しなければなりません。
必ず公費となるの?
2016年4月1日以降に生まれているからといって必ず公費になるとは限りません。
例えば母親が妊娠中にB型肝炎になってしまった場合、子供への感染を防ぐために生後12時間以内に1回目の接種をしなければなりません。この場合は定期接種の対象外となってしまいますので公費では受けることができなくなります。
他にも1回目はきっちり受けているのに2回目、3回目の接種を忘れてしまったり、遅れてしまうと1歳までに接種の完了できなくなります。
その場合は1歳までに完了していない分が任意接種とみなされてしまいます。そうすると1回目の分も全額自己負担となってしまいます。
このように2016年の4月1日以降に生まれていても対象外となる場合があるので注意が必要です。条件はしっかり覚えておかなければなりません。
任意接種だとどのくらいかかるのか
乳児の場合
上記で紹介した対象外となる子は2016年の4月1日以前に生まれている子と同じ任意接種となり、決して安くでは受けることができません。B型肝炎のワクチンは任意接種となると3回接種で1万6000円から2万4000円ほどになります。
病院によって取り寄せる値段の違いや人件費などから金額は振り幅がありますが、安くても2万円近くは費用がかかるということです。それが公費になったということですので金額は明らかに違いが出ています。
大人の場合
B型肝炎のワクチンは大人の場合でも受けることができます。母子感染や生まれてすぐの子供に感染する恐れがあるので大人でも接種可能となっています。
大人の場合も乳児と同じで1回が5000円から8000円ほどしますので3回接種すると上記で紹介した通り2万円近くかかるということです。大人の場合は乳児のように公費もないですし、小・中学生のように助成もありませんので全額自己負担となります。
定期接種になったので
今まで高いお金を払って受けていたB型肝炎のワクチン。任意接種はあくまで任意なので受けなくても個人の自由でした。
高いお金を払ってまでと受けるか迷われた人も多数いた中、ようやく定期接種になったので2016年4月1日以降に生まれているのなら1歳までに必ず完了しないと損です。
上記にも書きましたが1歳を過ぎてしまうと全額自己負担となり、定期接種なのに任意接種と同じ扱いで2万円前後を支払わなければなりません。しっかりと接種の時期などスケジュールの確認は必須です。
まとめ
B型肝炎ワクチンの費用は一体いくらかかるのか
そもそも定期接種とは何?
定期接種の対象
必ず公費となるの?
任意接種だとどのくらいかかるのか
定期接種になったので