小さいころは「パパ大好き」と言ってくれていた子供。しかし大きくなると子供は父親に対して「うざい」と思うようになります。
ではなぜ「うざい」と思われてしまうのでしょうか。子供が 父親 を「 うざい 」と感じる理由とそう思われないための対策について見ていきます。
子共が父親をうざいと感じる理由と思われないための対策
母親を大切にしない・仮面夫婦
子供から「うざい」ときらわれる一番の理由です。子供に対して優しくし、愛情をそそいでいても母親を大切にしない父親は、「うざい」と感じきらわれてしまうことが現実のようです。
また、夫婦関係が子供と親の関係において大きな影響をあたえることは、心理学の研究からもわかっています。つまり、母親を大切にせず母親と仲が悪い父親は、子供からきらわれてしまうということです。
補足ですが子供が思春期になった時、非行に走る可能性が高い理由は、「夫婦仲が悪い」「親の愛情不足」が大きな割合をしめています。
父親が自己中心的
「自分がすべて正しい」という考えで、子供の意見や立場は2の次。そして自分より立場が弱い子供にひどい言葉をあびせる父親は、子供から「うざい」と思われるだけではなく、人格さえうたがわれるケースも多いようです。
気分次第で言うことが毎回ちがう、言うことに一貫性のない自己中心的な父親は、子供からの信用さえなくす可能性さえあります。
家庭という「社会」において、父親のほうが力関係で上なことは事実です。そんな父親に対して子供は、言い返すことが難しく、泣くことで抵抗するしかありません。
結果として子供は、母親や友人に父親の愚痴を言うことまたは、インターネットで父親を中傷するコメントを書き込むといった行動をするようになります。
そして最終的においつめられた子供は、父親に対して「キレる」ことで自分の気持ちをぶつけてしまうのです。
家と外で態度や言動がちがう
いわゆる「内弁慶」です。外ではひかえめな態度をとり、家に帰ると子供や母親に横柄な態度をとる父親に対して子供は、不信感をいだきます。
特に母親に対して横柄な態度をとっている場面を見ると子供は、母親に味方をするようになるのです。やがて父親を嫌い、「うざい」と思うようになります。
価値観、常識を押し付ける
子供への教育として価値観や常識を教えるのではなく、「押し付ける」父親も少なくありません。そして父親が押し付ける価値観や常識は、一般的なものから大きくズレている場合が多いのです。
思春期の子供は、束縛されることを非常にきらいます。ですから、価値観や常識を押し付けてくる父親に対して「うざい」と感じ、精神的にも疲れてしまいます。
過干渉
過干渉に対して父親を「うざい」と感じるのは、娘に多いようです。具体的には、
- 何事にも父親の許可が必要
- パソコンの履歴や日記、メールを見る
- 交友関係に口出しをしてくる
などがあげられます。
父親からすれば、自分の子供はかわいいと思うことは当然で同時に心配するものです。しかし、子供が思春期であれば、子供とはいえ一人の人間であり、自主的に行動します。そこで必要以上の干渉は、子供からきらわれ、「うざい」と思われることは明白です。
子供から「うざい」と思われないためには
子供から「うざい」ときらわれないようにするには、以下の3つを心がけて接する必要があります。
- 母親を大切にして、夫婦仲良く
- 子供の意見も尊重し、1人の人間として尊重する
- 子供に対して必要以上に干渉はしない
子供は生まれた時から父親を「うざい」と感じ、きらっているわけではありません。子供にきらわれるには、必ず理由ときっかけがあるのです。
今回見てきた、子供に「うざい」と思われる理由にあてはまる父親は、これを機に子供への接しかたを見直すべきかもしれません。子供との間に溝ができてしまい、取り返しのつかないことになってからでは遅いのです。
まとめ
子共が父親をうざいと感じる理由と思われないための対策
母親を大切にしない・仮面夫婦
父親が自己中心的
家と外で態度や言動がちがう