大学受験 するための 英語 学習では、これまで身につけてきた英語の総復習をするつもりで仕上げていくことになります。
それには自分の実力を認識しつつ、力を高めて目標の大学入試を突破するだけの力をつけていかねばなりません。そのために求められることをお示しします。
ここから始めたい大学受験の英語
まずは苦手部分のあぶり出し
英語の中であやふやにしている部分を中心に、自分の不明確な部分をあぶり出します。その認識のうえで、そうした個所をひとつひとつつぶしていくことを優先します。それには易しくうすい問題集を使って見つけ出すといいでしょう。
この問題集はあくまでも苦手分野がどこにあるかを知るために使うものです。
そしてその直前の部分の単元にもどり、そこからもう一度参考書などを手がかりにして学習し直します。わかるところから始めるのがコツです。そして理解できたかどうか、ひととおり、今度は標準レベル程度の問題集で確認します。
どうしても理解しづらい時には、思い切って中学レベルのところから段階を踏んだ方が、結局は早く学習を進めていくことにつなげられます。
段階を踏んだ学習法で無理なく
このような方法で、ひとつひとつ苦手をなくしていきます。全体を平準化できたら、今度は標準レベルの問題集で時間がかかったり自信がなかったりする単元について、もう一度見直します。そののち今度は受験基礎~受験標準レベルの問題集でチェックします。
このレベルの目標校の人が一番多いことにはなります。一方、難関大や超難関大を目指したい場合には、それぞれもう一段階、さらにもう一段階とレベルをあげつつ、チェックをしていきます。
こうした方法であれば、確実にレベルごとに進んでいきますから、何かの都合で途中で中断したとしても、最低限そのレベルまでは到達していることになっています。
これを最初から難関大を目指すような問題集を時間をかけてやっていたのでは、途中で断念してしまったら、部分的にしか到達していないことになってしまいます。したがって中断したときのつけられる実力には違いが出ます。
基本的な文は限られている
大学入試に必要な基本となる文のかたちは限られています。そうした文章を日本語訳や解釈などともに紹介したテキストは、学校などで配られているのではないでしょうか。まずはこうした文章を耳で聞きながら、つぶやきながら覚えていくことは有用です。
ますはそうした文をきれいにマスターすることから始めましょう。するとこれは英文法や構文だけでなく、英作文や聞き取りにも関係していることがすぐにわかります。つまりこうした基本的な文の組み合わせで、英語ができ上がっていることに気づくことができます。
基本を身に付けつつ入試力の対応も兼ねて
日本語を見て正確な英文として作文できるかためしていくと、それは英語の二次試験対策にもつながる学習になります。このような学習には無駄がなく、多くの単元や分野を同時に学習できる点で優れています。
必ず声に出して暗唱をお手本に続いて読み上げるような練習をすると覚えやすいです。
正確な英文に訳せるようになったら、かなり実力をつけられたことになります。丸暗記で構いません。実際の問題の多くは、こうして覚えた基本文の英単語を置きかえたり、重文や複文に変えたりするだけで事足りることすらあります。
基本文をもとに解答
上で書いてきたように、高校までの英語は基本的な文の組み合わせで成立しています。これは大学入試問題ですらそうです。おそらく高校生のあいだのどこかで一度は目にしてきたことのある文のかたちです。
そのためにそれぞれの目標の大学のレベルに応じた英単語のチェックを早めに(むしろ2年生までのうちに終わらせておくことができれば、後はスムーズに学習していけるでしょう。
その際には辞書に目を通して、耳新しい表現などは一度声に出して暗唱しておくとよいです。同時に長文読解のスピードをつけるために、パラグラフリーディングをしっかり身に付けて、十分に速読しつつ理解が進んでいけるかどうか確認します。
その際、入試の制限時間内に解きけるかどうかを必ず時間をはかります。
そこまで仕上がってきたら、目標校を中心に過去の入試問題を何年分か解いて採点をしてみます。どの年度についても目標点を上回ることができるようになるまで、繰り返し解いても構いません。問題の傾向や種類について把握できるようになります。
まとめ
ここから始めたい大学受験の英語
まずは苦手部分のあぶり出し
段階を踏んだ学習法で無理なく
基本的な文は限られている
基本を身に付けつつ入試力の対応も兼ねて
基本文をもとに解答