大学生 が日ごろの生活を有意義なものとするために、あえて バイト を しない という考え方があります。経済的にどうだろうかとか、社会性はこれで身につくのかという意見があります。しかしそれもその個人の考え方のひとつといえます。
打ち込めることならばやってみるという生き方です。
さまざまな考え方のある 大学生でバイトをしない選択
大学生の平均的な生活
多くの大学生は生活するうえで、親の収入からの仕送りだけでは十分でない調査結果があります。したがって現代の平均的な大学生の生活はつつましいものです。大学生といえばバイトというぐらい、自由に使える時間をバイトに費やす学生がいます。
親からの仕送りの不足や自宅生の小遣いの不足などをこうしたバイトで補っているのがごくふつうの大学生の姿です。
バイトをしない大学生
そのなかにあってバイトをしない主義の学生がいます。それにはさまざま個人ごとの事情や考え方があります。
経済的に困っていないからという理由ではなく、ぎりぎりで切り詰めつつ暮らしていても、バイトをしていないというわけです。それは何も社会的な交流の機会を自ら閉ざしているというわけではありません。
たしかになかにはそうした自閉症的生活を送っている人もいるでしょう。そうではなくバイト以外に社会と関わる方法があると考えての選択です。
例えばボランティア活動に携わる学生です。その体験をつうじて自分の役割や自分探しをしている学生がいます。社会人との交流から、将来の自分像を模索している人や適性を新たに見いだせた人がいます。
世の中の急激な変化
世の中はいま急激に変化しつつあります。30年後には現在では想像もできない働き方や職業が出現していることは間違いないでしょう。
つまり現時点で存在している会社や仕事だけが、若者の将来の選択肢や方向性ではないはずです。
すでに若者はそれに気づいて従来の枠の中にはない価値観にしたがって行動している可能性があります。若者がむしろ将来に向けてのニーズに合わせた動きをしつつあるといえるのかもしれません。
たしかにバイトでもある程度そういった目的は得られるかもしれません。しかも以前でしたらもっとそのバイトの恩恵や意義はあったのかもしれません。
いまの大学生に時期にバイトがそれほど重要なことか
しかしいまや若者にとってかならずしもバイトは自分がやりたいことと関係があるとは限りません。ボランティアはむしろ自発的、自分からやろうとする意思で行動するものです。
使命感を感じていたり、人助けをしたいという気持ちの発露からの行動だったりするはずです。それで自分が社会に貢献できているという生きがいを見つけ出せている学生もいるでしょう。
したがっていちがいにバイトをしないで、親のすねをかじってばかりと責めるのも一面ではどうかとは考えます。たしかにそうした遊びに没頭したくなる気持ちもわからないではありません。それまでの学校生活できびしい受験勉強を何年もつづけてきたことは確かです。
それだけにぎゃくに遊びを通じてさまざまなことを知る機会やチャンスにもなります。社会の裏の面やマイナスの面を知る経験にもなるでしょう。
保護者にとっては辛抱の時期
つまり若者が経験することはどんなことでも無駄になることはないと言い切っていいのではないでしょうか。
自分で選んでその道を進んでいるかぎり、自己の責任の上で、ほかの人に迷惑をかけない行動であるかぎり自分探しをやってみたいはずです。若さとはそういうことです。
それだけの気概があれば、これからの世の中をしたたかに生きていけるすべを身に付けていくでしょう。世界で伍していくにはそれだけの世界で生きていけるだけの、さまざまなスキルを身に付けていく機会が豊富なほど強くなれるというのはどうでしょうか。
保護者の方の心配は尽きないかもしれませんし、子供にそれだけの投資をしているので、おいそれとはいかない面のあるのもたしかです。一方で長い目でみてもらえれば、子供に投資しただけのことはあったといえる日がくるかもしれません。
さらに大人たちもそうやって若い時期を過ごしてきたのは間違いありません。その当時のもっともホットな話題を急速に吸収するだけの好奇心や吸収力をもっていたはずです。したがってまがりなりにもいまの若者たちもそのように適応しつつあるのではないでしょうか。
バイトもしかりです。若者の生き方の中ではバイトをする・しないはごく些末なことかもしれません。個人によってそのサイズに違いがあるのでしょう。したがってバイトをする・しないの面だけで若者や大学生を評価するのだけはどうやらさけたほうがよいでしょう。
まとめ
さまざまな考え方のある 大学生でバイトをしない選択
大学生の平均的な生活
バイトをしない大学生
世の中の急激な変化
いまの大学生に時期にバイトとはそれほど重要なことか
保護者にとっては辛抱の時期