保護者の方が大学生だった頃から、各種調査ではパートナーの有無や生活に大きな変化は見られません。男女交際の割合はあまり変化せず、 大学生 の同棲や 妊娠 もある割合で存在します。交際は将来をより具体的に考えるチャンスです。
妊娠した場合に変わる生活や将来についてお互いに考えた行動としたいものです。
大学生の妊娠と将来の設計図
大学生活のなかで
大学生のなかには交際相手がいて、お互いに住む場所を行き来している場合や同棲していることがあります。それは大学生のなかである一定割合で存在します。
そしてその割合は保護者の世代からあまり変化していません。そうした交際の相手とのあいだで妊娠することがあります。
大学生にとってはこれから将来がどのように定まっていくかちょうど選択の時期です。子供ができるということは、その将来の選択にかならず影響を与えることになります。
交際のあり方と妊娠の現実
交際はつねにそのことについて頭に入れたうえで、行動していかねばならないことです。
とくに子供を産むことになれば、生活はどうするのか、育児は学業とともにつづけていけるかなどさまざま現実に直面することが出てきます。
妊娠とわかったその日からそれについて具体的に選択していくことになります。ふたりとも当事者ですから、おたがいにどのようにパートナーと協力し合うか、議論しあわなければなりません。
子育てするという考えにたつと
ただしプラス思考で考えることができるかもしれません。学生であっても子育てしてはいけないということはありません。ただしそれはパートナーの協力なしでは果たせないかもしれません。その理由は学生生活です。
学費や生活費を払いながら生活をしています。生活にはお金がかかります。しかももうひとり増えることになります。
そしてその生活費や学費は自分たちで稼いで得たお金でしょうか。子供を産む、子育てするということはそれなりにお金がかかります。
時間が取られ働いて収入を得ることも育児の時間に制約を受けます。会社ならばごくふつうの有給の出産・育児休暇が、大学の学生にあるわけではありません。
出産・育児のあいだパートナーと交代で休学するという選択はあります。そのあいだの収入はどうすべきでしょうか。それはやはりパートナーとの間で、具体的によく考えて結論を出しつつ工夫すべきことです。
先例に見習うといいかもしれません。学生結婚や育児をしながら大学生生活をうまくつづけている人の例に見習うといいです。
親に頼りきろうとすることは果たしてどうでしょうか。パートナーとの間でこの生活を選んだのであれば、ある程度自分たちの責任で、大変でしょうがまずはやってみることです。
妊娠と中絶
その一方で、妊娠したがやむなく中絶しなくてはならなくなったということがあります。もちろん考えたうえでの結論でしょう。
日本ではすでに学生だけでなく各年代で人工妊娠中絶が年間に20万件前後行われています。このうち大学生や大学院生と同じ年代の人が約半分の10万件です。
この数を知ってどのように感じるでしょう。安易な行動でこのことに直面しなければならなくなる場合も当然あります。むしろそのほうが多いでしょう。経済的な面やまだ学生で学業を習得する立場であることが、その選択をむずかしくしています。
交際について考えよう
大学生の年代ですから避妊や交際のあり方について、おたがいにふたりで何度か話し合う機会やチャンスはある(あった)でしょう。したがってこうした事態への対処なり、選択なりに関して認識を一致しておくことです。
パートナーができ、おたがいに交際を深めていくと妊娠につながる可能性は自明のことです。交際の一面だけみてもう一面を考えないのでは責任を果たせていません。そのことだけはしっかり認識したうえでの交際であってほしいと思います。
まとめ
大学生の妊娠と将来の設計図
大学生活のなかで
交際のあり方と妊娠の現実
子育てするという考えにたつと
妊娠と中絶