毒親育ちの人もまた毒親になるといわれています。残念ながら本人に自覚がないケースも少なくありません。しかし毒親に違和感を覚えた時点で対処をするべきです。
毒親育ち にあてはまる特徴を理解し、「自分もしかして」と感じた場合、根源である毒親への対処法もあわせて理解しましょう。
毒親育ちの人にあてはまる特徴|毒親への対処法とは
毒親の特徴
毒親の主な特徴は以下の6つです
- 過干渉
- 恩着せがましい
- 束縛する
- 子供を自分の所有物のごとく扱う
- 子供に感謝を強要する
- 子供の意思は無視し、自分の思い通りにさせようとする
毒親は子供がやることすべてに関わろうとし、口出しをします。そのため子供は次第に主体性を失い、自分で物事を考え決めることができない優柔不断な人間になるのです。最終的には、他人から指示を受けないと行動できない性格になってしまいます。
また毒親は子供に対して恩着せがましい態度をとるケースが多いようです。具体的には、「苦労して育ててやったのは誰だ?」「自分を犠牲にしてお前を育ててきた」など、実に身勝手な言葉を子供に投げかけます。
上記の特徴から見えることは、「自分本位」つまり自分のことしか頭にないといえるでしょう。そして多くの毒親は外面がよいことが特徴でもあります。しかし周りがそれに気づくことは少ないのです。
毒親の親もまた毒親であるケースが非常に多いといわれています。つまり「負の連鎖」です。毒親自身も育ての毒親の価値観を植え付けられていますから、それを引き継いでいるのです。
毒親育ちの人に共通する特徴
毒親育ちの人にはさまざまな悪影響をうけていることは想像がつくのではないでしょうか。そして悪影響をうけていることで共通する特徴が表れます。毒親育ちの人に共通する特徴は以下の4つです。
自己肯定感が低い
自己肯定感とは、「自分は大切な存在である」と感じることです。自己肯定感が低いと極端にネガティブな思考や価値観をもってしまいます。常に「相手に嫌われていないか?」「怒られないか?」など懐疑的な思考をもっているのです。
理由として毒親に価値観や意思を否定され続けてきたからに他なりません。そのため「自分がダメな人間だから価値がない」と思うようになってしまうのです。
人を信用していない
毒親育ちの人は、心の底では毒親を信用していません。当然ですが育ての親であるため一応、表面上では信用している「フリ」はしています。それは周りの人に対しても同様のようです。
誰かと仲良くなった場合でも、中が深まると途端に相手との距離を取ろうとします。また誰かに褒められても素直に受け取ることはできないようです。相手に対して「何かうらがあるのでは?」と、うたがってしまいます。
また人間関係においてできるだけ波風を立てたくないと思っているのです。しかし実は「誰かに必要とされたい」欲求が非常に強い特徴もあります。そのため誰かの役に立とうとし、過剰にがんばって自分を追い込んでしまうケースも多いのです。
毒親の価値観を受け継ぐ
先述した通り、毒親に育てられた人もまた毒親になりやすいのです。毒親の価値観を植え付けられ、それを引き継ぎます。おそろしいことに本人には自覚がまったくありません。
偏った思考になる
自分が些細なミスをしたり、1つでも欠点を見つけたりすると、「自分はダメな人間」と決めつけます。また相手の嫌な所を1つでも見つけた場合も、相手のすべてが嫌いになってしまう特徴があるようです。
「白か黒」で決めようとし、中間の「グレーゾーン」がありません。
毒親への対処法とは
毒親の毒に長年さらされてきたのですから、価値観や思考がかんたんに改善できる「奇をてらった」方法は残念ながら存在はしないのです。
できることは毒親から距離を置くしかありません。「物理的な距離」「精神的な距離」の2つを置くことができればベストといえるでしょう。
決して親と話し合うなどと考えてはいけません。そもそも毒親は自覚がないので、子供が傷ついていることに気づいていないのです。したがって何を言ってもムダといえるのではないでしょうか。極端ですが「悩むだけムダ」なのです。
物理的な距離を置くことが困難であれば、精神的な距離をとるべきでしょう。そして自分が打ち込めることに熱中しましょう。
何かに打ち込むことで、毒親のことはそれほど気にならなくなります。毒親がどう思おうと関係ないのです。
まとめ
毒親育ちの人にあてはまる特徴|毒親への対処法とは
毒親の特徴
毒親育ちの人に共通する特徴
毒親への対処法とは