赤ちゃんに贈るファーストブックには親の願いがこめられるものです。ですので、どの絵本をファーストブックとして贈るのか真剣に悩むご両親も多いと思います。自分のお気に入りの一冊を贈るご両親も多いと思いますが、今回は親子で楽しむことのできる おすすめ 絵本 をご紹介致します。
ファーストブック 親子で楽しむ おすすめ絵本
心の交流をはかることのできる絵本
いないいない ばあ
松谷みよ子氏により描かれ、童心社より出版されている絵本です。「いないいない ばあ」と赤ちゃんに語りかけることにより、赤ちゃんを笑顔にすることのできる一冊です。
どのように赤ちゃんと関わってよいかわからないご両親にも、赤ちゃんとのコミュニケーションを手助けしてくれる一冊となるでしょう。赤ちゃんに語り掛けることの大切さを実感できる絵本です。
同じく松谷みよ子氏により描かれた「いいおかお」も赤ちゃんを喜ばせる効果のある絵本です。
きんぎょがにげた
五味太郎氏により描かれ、福音館書店から出版されている絵本です。金魚が金魚鉢から逃げ、部屋のあちこちに隠れてしまいます。シンプルでカラフルな絵も魅力的ですが、赤ちゃんと一緒に部屋の景色に溶け込んでしまった金魚を探すというコミュニケーションタイプの絵本でもあります。
こちらも赤ちゃんと上手くコミュニケーションが取れない場合に役立つ一冊です。また、一緒に金魚を探すという点でも、親子で楽しむことのできる一冊として仕上がっています。
何度も読んでとせがまれる絵本
がたん ごとん がたん ごとん
安西水丸氏により描かれた絵本であり、福音館書店から出版されている絵本です。「がたんごとん がたんごとん」という電車音と「のせてくださーい。」というセリフを繰り返すシンプルな絵本です。
シンプルな繰り返しのある絵本は子どもに好まれるという特徴がありますが、呼びかけと答えのある点においても子どもに安心感を与える作りとなっています。読み終わった後に、「もう一回」と、子どもからせがまれる絵本でもあります。何度も繰り返し読むことのできる一冊です。
完成度の高い絵本
はらぺこ あおむし
エリック・カール氏により描かれ、偕成社から出版されている絵本です。あおむしがアゲハチョウに孵化するまでを描いた絵本です。美しい色彩やシンプルな構成、また本に丸く穴の開いている点においても子どもの興味をそそる作りとなっています。
内容も子育てと共通するものがあり、子育て中の大人にも人気の高い一冊です。大人の視点と子どもの視点は違いますが、親子で楽しむことのできる内容となっています。また、絵本としての完成度がとても高い一冊でしょう。
想像する力を養う絵本
しろくまちゃんのほっとけーき
わかやま けん氏により描かれ、こぐま社から出版されている絵本です。しろくまちゃんがお母さんと一緒にホットケーキをつくるお話です。絵本いっぱいに描かれた絵がとても魅力的な一冊です。
また、フライパンの上でホットケーキが焼ける様子を「ぽたあん、どろどろ、ぴちぴちぴち、ぷつぷつ、しゅっ、ぺたん、ふくふく、くんくん、ぽい」と、疑問語を使い描かれている点も子どもに自分で作る事の楽しさ、作る過程の面白さ、そして食べることの嬉しさを感じさせてくれる作りとなっています。
絵本は親子のコミュニケーションツール
絵本の読み聞かせにおいて大切なことはその絵本に描かれている内容を理解することではありません。
特にあかちゃんの場合は、絵本を読み聞かせることにより絵を読む(絵を楽しむ)ことができるようになり、聞く力を養うことができます。さらに、親子の心の交流をはかるという点においても絵本の読み聞かせはとても重要な役割を担っています。
読み聞かせは赤ちゃんにとって良いだけではなく、赤ちゃんとどのようにコミュニケーションを取って良いのか分からない大人のためにも大切なのです。
たくさん絵本がある必要はありません。お気に入りの絵本を見つけ、赤ちゃんとのコミュニケーションを大切にしてください。
まとめ
ファーストブック 親子で楽しむ おすすめ絵本
心の交流をはかることのできる絵本
何度も読んでとせがまれる絵本
完成度の高い絵本
想像する力を養う絵本
絵本は親子のコミュニケーションツール