一人目を出産して少し落ち着いた頃、「さて 二人目 は いつ 作ろうか…」と考える方も多いことでしょう。何歳差で産むのが一番いいのか、望むタイミングで思い通りに妊娠できるのか、など新たな悩みはつきません。
ここでは年齢差による特徴や二人目を考える上での大事なポイントについてご紹介していきます。
二人目の出産はいつにする?―ベストなタイミングについて
二人目を考える時期
世間的には、二歳差、三歳差のきょうだいが一番多くみられるようです。
「年子の育児は大変」という声もよく聞かれます。そのため、何となく「二歳か三歳差で二人目ができたらいいな」と考えるお母さんも多いのではないでしょうか。確かに、二歳差、三歳差というのは育てやすい年齢差とも言えますが、ここで一つ注意点があります。
最近は結婚年齢が遅くなり、30代後半から40代にかけての高齢出産も珍しくありません。
一人目を30代前半で出産する方も多くなってきていますが、その場合、上の子が二歳前後で妊娠しようとすると、その時すでに母親の年齢は30代半ばあたりになっているケースもあります。
30代半ば頃になると、20代や30代前半の頃と比べてなかなか妊娠しにくくなってくるのも事実です。
「二人目不妊」という言葉がある通り、母親の育児疲れや夫婦生活の変化なども加わって、二人目を二歳か三歳差で望んだものの、それ以上に年齢が離れてしまったというケースは珍しくありません。
一人目の出産年齢が30代の場合、二人目の妊娠についてはなるべく早く検討した方がよいでしょう。
きょうだいの年齢差による特徴
まず年子のケースですが、一般的によく言われるように、赤ちゃん期はお世話が大変でお母さんの負担がとても大きいです。一方、子供どうしの年が近いため友達のようによく遊んでくれる、幼稚園などの通園が一気に終わるというメリットがあります。
世間的によく見られる二歳差の場合、やはり子供どうしがよく遊んでくれる、通園などが一気に終わるというメリットの反面、幼少期にはお母さんの負担が大きいでしょう。
下の子が生まれた時には上の子がイヤイヤ期で、手がかかって大変だったという声もよく聞かれます。
三歳差は理想的な年齢差と言われることも多く、近すぎず離れすぎず、確かに育てやすいちょうどいい年齢差と言えるかもしれません。
成長してからは、受験のタイミングが一緒になり、家が受験モードになるため子供が勉強に集中しやすいメリットがある反面、入学時の出費が二人いっぺんにくる、新しい学校での新生活が二人同時に始まって、慣れるまで親も大変というデメリットもあります。
四歳差以降になると、下の子の出産時には上の子がだいぶしっかりして、下の子の育児が比較的ラクであるというメリットがあります。上の子が女の子の場合、二人目のママのようにかわいがって世話を焼いてくれるというケースも多いようです。
ただし、上の子と下の子が一緒に遊んでくれない、トータルとして育児期間が長くなるというデメリットもあります。
あまり年齢が離れすぎると、それぞれ一人っ子のような育て方になってしまう場合もあります。
夫婦でよく話し合いを
結論として言えるのは、どの年齢差にも一長一短があるということです。
それぞれの家庭の事情、夫婦の働き方や実家との距離、子供の生まれ持った性質による育てやすさ、育てにくさなど、いろいろな側面を考え合わせ、夫と二人目のタイミングについてよく話し合うことが大切です。
よくあるのは、一人目の育児に追われて夫婦生活にも変化が生じ、育児生活の大変さに加えて夫へ切り出す気恥ずかしさから、ついつい二人目を作るタイミングを逃してしまうというケースです。
年齢とともに妊娠は難しくなっていくので、「やはり二人目を作っておけばよかった」と後悔してもすでに遅し、という事態を避けるために、やはり夫との話し合いは重要と言えます。
特に高齢出産にさしかかるような場合、思った通りのタイミングで妊娠できるとは限らないので、「年子だけは避けたい」と思うのであれば、そのタイミングが過ぎた時点ですぐに二人目の妊活を始めましょう。
妊活を始めても二人目が授かるまで二年、三年とかかったというケースも珍しくはありません。そのような話し合いがスムーズにできるような良好な夫婦関係を保っておくことも大切です。
まとめ
二人目の出産はいつにする?―ベストなタイミングについて
二人目を考える時期
きょうだいの年齢差による特徴
夫婦でよく話し合いを