今や 学級崩壊 は身近におきている問題であり、各小学校において1~2クラスもの割合で起きているという現実があるのです。
学級崩壊が起きる原因は教師、子ども、家庭などさまざまであり複雑な問題といえるでしょう。そしておきてしまった場合、親がすべきことをみていきます。
学級崩壊が起きる原因|解決するために親がすべきこと
学級崩壊とは
学級崩壊とは学級が集団教育としての機能不全により、問題解決が困難な状態のことを指します。つまり授業がまともに成り立たないことです。また補足として学級崩壊は、1990年台後半に新聞やテレビなどのメディアによって広められた言葉といわれています。
具体的には「授業中の私語」「集中力の散漫」から始まります。そして授業中にもかかわらず許可なく勝手に席を離れて歩きまわり、出ていってしまうのです。
そのため授業を行うことができなかったり、他の子どもの学習意欲が失われたりしてしまいます。
またある調査によると、全国の各小学校において、1クラス~2クラスの割合で学級崩壊していると驚きのデータがあり、学級崩壊が全国的に問題になっていることが現状のようです。
学級崩壊が起きる原因
さまざまな原因が重なることにより学級崩壊は起きているようですが、主に以下の3つが原因となります。
教師が原因
子どもによって対応が違う「ひいき」をする教師が原因により、子ども達が不信感をつのらせます。
また教師の教育能力の低さから「つまらない授業」になる場合も少なくありません。そのため子ども達の学習意欲が失われてしまい、やがて授業をまじめに受けることがなくなってしまうのです。
そして教師が精神的に打たれ弱い場合もあり、子どもを注意することができず、ますます学級崩壊が悪化してしまいます。
子ども、家庭が原因
そもそも子どもが親からのしつけを受けていないケースもあり、善悪の判断や常識を理解できていないことも珍しくないようです。家と学校の分別がついていないため、授業中でも好き勝手にふるまいます。
また親からの虐待や育児放棄によって子どもの心が荒み、ストレスが蓄積している場合もあるようです。蓄積しているストレスを学校の授業中にて発散しているので、授業が成り立たず結果として学級崩壊につながることもあるのです。
中には経済的に貧しい家庭にいるために心が荒み、ストレスが蓄積しているケースも少なくありません。
学級崩壊を改善するために親ができる5つのステップ
親が実際に学校へ出向いて授業を観察
「事件は会議室じゃない、現場で起きている」との某ドラマでの名ゼリフがあるように、まずは親が実際に現場(授業)を観察することが重要といえるのではないでしょうか。そして子ども達から「生の声」を聞くことです。
親同士で情報の共有
子ども達から聞いた話を親同士で共有化し、信頼関係を築いておきます。
担任の教師に伝える
複数人の親が担任の教師に現状を伝え、解決するために話し合いましょう。
教頭、校長に解決策を伝える
担任の教師にも同伴してもらい、教頭、校長に話し合った内容を伝えます。そしてみんなが一丸となり、解決に向かって話し合うのです。
家庭でも子どもに指導
各家庭においても自分の子どもにしつけ、指導を行うことで事態の悪化を防ぐことも重要です。
以上5つのステップにそっても問題が解決しなかった場合、教育委員会へ直談判することも検討するべきといえるでしょう。
先述した通り全国の各小学校において、1クラス~2クラスの割合で学級崩壊が起きている事が現実です。もはや学校だけでどうにかできる状態ではなくなっているといえるのではないでしょうか。
学級崩壊をくい止めるために親ができることは、親同士で情報の共有化を図ることで信頼関係を築き、学校側とも連携をとることで問題解決につとめることです。
そして自分の子どもが学級崩壊の原因とならぬよう、しっかりとしつけを行うことも非常に重要といえるでしょう。
まとめ
学級崩壊が起きる原因|解決するために親がすべきこと
学級崩壊とは
学級崩壊が起きる原因
学級崩壊を改善するために親ができる5つのステップ