歯並びが悪いと、見た目だけでなく、体調にも影響を及ぼすため、できる限り早めにきれいにしてあげたいものです。
そこで今回は、 歯並びをよくする方法 についてご紹介いたします。
自宅で取り組める!歯並びをよくする方法とは?
そもそも悪い歯並びとは?
昔に比べて歯並びの悪い子供たちが増えています。悪い歯並びとは、どんな状態の歯を指すのでしょうか。代表的な例をまとめました。
歯が重なって生えている
- 歯が互い違いに生えていたり、隣の歯の上に生えていたりしている
受け口になっている
- 上の歯より下の歯が出ている
出っ歯になっている
- 前歯が前に出ているか、下あごが後ろに下がって出っ歯に見えている
すきっ歯
- 歯と歯の間に隙間ができている
などです。歯並びの良し悪しは、永久歯がある程度生えそろわないとわからない場合があります。
しかし、乳歯の段階で、歯と歯の隙間がなく、歯が重なって生えているような状態であれば、将来的に上記のような悪い歯並びになってしまう可能性が高いため注意が必要です。
歯並びが悪いと、虫歯や歯周病になる確率が高くなるだけではなく、歯の劣化も早くなり、噛むことや食べることを楽しめなくなってしまう可能性があります。
歯並びが悪くなる原因
よく歯並びは遺伝すると言われていますが、実は遺伝だけでなく生活習慣など他の要因も大きく関わっているのです。歯並びが悪くなる原因をまとめました。
遺伝的要因によるもの
- 歯が大きすぎる、顎が小さすぎるなど
- 生まれつき歯の数が足りない、歯が多いなど
生活習慣によるもの
- あごが未発達
あごの骨格は、赤ちゃんとしてママのお腹にいた時の栄養状態で決まると言われています。ママがあごの発達に欠かせない、鉄分やカルシウムなどをきちんと摂っていることで、あごの骨が発達し、将来的に良い歯並びになるのです。
逆にインスタント食品やファストフードや甘いものの常食をしていたり、鉄分やカルシウムを摂らなかったりすると、あごが成長せず歯並びが悪くなってしまいます。
また、赤ちゃんが生まれてからある程度成長するまで、きちんと噛む癖をつけさせているかも重要です。あごは噛む回数が多いほど成長するからです。
最近では、離乳食の開始時期が早すぎて噛むことを覚えずに、食べ物を丸呑みしてしまうような子が増えています。
さらに、昔に比べて、ハンバーグやカレーライスなどの柔らかい食事が多くなってきているために、噛む回数が減ってしまい、あごが未発達な子供が増えています。
口呼吸
鼻呼吸ができず、口呼吸をする子供も増えています。口呼吸で口を開けたままということは、つまりあごの筋肉が使えていないという証拠です。あごの筋力が衰えれば、あごも成長せず歯並びも悪くなってしまいます。
指しゃぶり、頬杖など
指しゃぶりや頬杖などが習慣化されていると、歯や顎がずれてしまい歯並びがわるくなってしまいます。
歯並びをよくする方法
歯並びをよくするために、以下の代表的な方法をご紹介いたします。
あごをよく発達させる
よく噛んで食事することを習慣化しましょう。そのためには、大人がよく噛んで食事をする見本となってください。
また柔らかい食事(ハンバーグやカレーライスなど)はなるべく減らし、よく噛まないといけないような食事(肉や野菜料理など)を中心にするようにしましょう。
まだ離乳食を始めたばかり、これから開始するなどといった場合には、あまり早く始めることにはこだわらず、しっかりよだれが出ているかまずは確認してください。
あまり出ていなければスルメなどを使って噛む練習をし、よだれが十分に出ているのを確認してから離乳食は進めましょう。
指しゃぶりをやめる
子供の指しゃぶりをやめさえるのは、難しいことですが、歯並びを気にしている方は早めに指しゃぶりをやめさせてあげる方が良いでしょう。
指しゃぶりをやめさせるには、「やめなさい!」などと頭ごなしに注意するのではなく、「指しゃぶりしなくて偉いね!」などと褒めてプラスの言葉がけをするようにしてあげてください。
頬杖をつかない
大人が頬杖をついていると、子供もついつい真似してしまうと思います。子供が頬杖をついている場合は、まずは大人が頬杖をしていないか確認してみてください。
子供がある程度言葉を理解できるようであれば、頬杖をつくことでどんなデメリットがあるのか、やめることでどんなメリットがあるのかを伝えてみましょう。
まとめ
自宅で取り組める!歯並びをよくする方法とは?
そもそも悪い歯並びとは?
歯並びが悪くなる原因
歯並びをよくする方法