お箸を使って食事をする国は日本、韓国や中国があります。韓国は鉄製の箸を使いますが、日本は木製の箸を使います。お箸の正しい持ち方は小さいうちから祖父母や両親に注意されながら覚えたものです。
親として子供に正しい 箸の持ち方 を教えられますか?
子供に正しい箸の持ち方を教えられますか?
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お箸の正しい持ち方をご存知ですか?
まず初めに、お箸を正しく持てますか?お箸は、親指と人差し指と中指の3本を使って動かすこと、またお箸は上から3分の1くらいの場所を持つことはご存知ですか。正しく箸を持てているかどうかは、箸の先をピタリとくっつけることができるかどうかでわかります。
箸の下の1本は薬指と親指の付け根で動かないよう固定すると、箸を開いたときは2本の箸はそれぞれほぼパラレルになり、食べ物をつかむ時に箸の上の1本が箸先を下の箸と揃えるように動くため、箸で豆も掴めるというわけです。
子供に正しいお箸の持ち方を教えるには、まず自身が正しくお箸を持てることが必須です。
子供の頃は箸の持ち方をよく注意されたものです
昭和に幼少時代を過ごした方々は、箸の持ち方は食事のたびに怒られ、直され、正しく持てるまで食べさせてもらえなかったというエピソードまであるように、家族から正しい箸の持ち方を教わってきました。
それに比べると、今の食事ではどれくらいの子供が箸の持ち方を家族から教わっているのでしょうか。核家族化してしまい、お弁当を持ち塾で夕ご飯を食べる現代の子供達は、家族と食事をする機会を失ってしまいお箸の持ち方を教えてくれる人がいない状態となっています。
幼稚園や保育園に年配の先生がいらっしゃる場合は、お昼ご飯を食べる時に先生が教え、直してくれることもありますが、それは幸運な環境だといえるでしょう。
小さなうちに誰かに教わるチャンスがない子供たちのために最近は矯正箸なども販売されていますが、それではなんとも寂しい気がします。
子供に箸を正しく使う理由を教えられますか
箸の持ち方が自己流ではなぜいけないのでしょうか。子供に正しいお箸の持ち方を教えるには、なぜ正しく持つべきなのかを理解することが大切です。箸を正しく持てないと、日本人が昔から文化風習として重んじてきた「行儀」に差し障りが生じます。
箸先で食べ物がうまく掴めない時、どうすればその食べ物を口に運ぶことができるでしょうか。お皿に口を近づけ、箸でこぼれ落ちそうな食べ物をどうにか掴んで口の中に放り込む、というような方法に陥ってしまいます。
これは行儀が悪く、まるで手を使わずに口だけで食事をする動物のように見えてしまうのです。文化風習的に行儀が悪いことはよくないとされてきた日本では、箸の持ち方が悪いと行儀が悪くなってしまうため、お箸は正しく使うべきだという理論なのです。
箸の持ち方は子供のうちから直しておくべき
現代人の中で、正しく箸を持てる大人は3割程度しかいないといわれています。残りの7割は正しく箸を使えていないということになりますので、子供が正しく箸を持てないからといって子供を叱るわけにはいかないようです。
正しい箸の持ち方はウェブで探せばいくつもでてきますので、子供にも説明しやすいものを選択することが可能です。毎日食事を一緒に取ることを前提に、食事で最初の一口目は意識して正しい箸の持ち方で食べ物を掴むよう、指導してみてください。
意識的に正しい持ち方ができるようになれば、だんだん恒常的に正しい箸の持ち方で食事ができるようになります。無意識にいつも正しく箸が持てるまで最初のうちは意識し必要ならば注意をしてでも、子供のうちに正しく使えるように直してあげることが重要です。
日本文化のお箸が継承されることを願って
お箸は正しく使えるようになると非常に便利だと感じられるようになります。大豆を1粒ずつお箸で掴むゲームがあるように、丸い小さなものでも箸先で掴むことができますし、どんな食材でも行儀よく食べることができます。
麺類でも肉類でも、箸は何にでも使うことができ、とても便利です。さらにお箸は細長いコンパクトな仕様ですので、持ち運ぶこともできます。マイ箸などが流行っているのもエコで気持ちがよいものです。
子供がお箸の正しい使い方をマスターできたら、次はお箸を使い続けることで日本文化を継承してほしいものです。そして便利なお箸が世界にもっと広まればこれ以上喜ばしいことはありません。
まとめ
子供に正しい箸の持ち方を教えられますか?
お箸の正しい持ち方をご存知ですか?
子供の頃は箸の持ち方をよく注意されたものです
子供に箸を正しく使う理由を教えられますか
箸の持ち方は子供のうちから直しておくべき
日本文化のお箸が継承されることを願って