早生まれの子供は、幼稚園や小学校についていくのが大変だ、というマイナスイメージを持たれがちです。
「早生まれのうちの子は、入園してからついていけるだろうか…」など不安になる親御さんも多いようですが、ここでは 早生まれ の子供の メリット についてご紹介していきます。
早生まれの子供のメリットについて
早い月齢で教育が受けられる
1月1日から4月1日の間に生まれた早生まれの子は、他の子よりも数カ月早く幼稚園や小学校などに入ることになります。
年齢が幼いほど、早生まれの子は体格がやや小さいなど不利な面がありますが、他の子より早い月齢で教育が受けられるという点で、普通に幼稚園や小学校に入れただけで早期教育を受けていることになります。
このことは、他の子より早い時期から脳への刺激を入れられるという点で有利であり、子供の脳の成長を促すことにもつながっていきます。
体力や生活スキルの点でもメリット
幼稚園の年少などでは、どうしても遅生まれの子に比べて体格的に小さいという点はありますが、3才になってまもなく、毎日歩いて登園、降園するだけでもしっかり体力がつきますし、早寝早起きして園に行くといった生活リズムも早い時期からつけることができます。
また3才の入園時には、おむつの取れていない早生まれの子も珍しくありませんが、幼稚園などの集団生活で他の子のトイレの場面を毎日見ることで、スムーズにおむつが取れることもよくあることです。
「入園間近なのに、まだおむつも取れていないしどうしよう」と心配される親御さんも多くみられますが、子供は順応性が高く、集団に入るとしっかり周りを見てまねをしながら学習していくので、さほど心配はいりません。
また、入園時にはまだまだ言葉のつたなかった早生まれの子も、毎日園で月齢の早い子達からふんだんに言葉のシャワーを浴びることで、語彙も増え、言葉の使い方においてもぐんぐん成長していきます。
集団生活の力
このように早生まれの子は、自分ができないことでも集団生活に入ると周りを見て、見よう見まねで何とかみんなと同じことをしよう、みんなに追いつこうとします。
いわば、周りの子はすべてお手本であり、その刺激を受けてがんばろうとすることで、早生まれの子は努力家のがんばり屋さんになることが多いようです。
どちらかというと、親御さんの方が「この子は早生まれでかわいそう」「ついていけるか心配」と不安やコンプレックスを持っていることが多いのではないでしょうか?
出産の際に、早生まれにならないように日にちを調整するという話まであるようですが、上述のように早生まれのメリットは意外にたくさんあります。
実際、早生まれの子が成長した時に、「自分は早生まれだけれど、クラスや部活の中でこれだけがんばれている(成績や部活のスキルなど)」という自信につながり、早生まれであることがプラスに働いているようです。
逆に遅生まれの子の方が、幼い頃から幼稚園などで「4月生まれだからできて当然」「体も大きいし、みんなのお手本になって当然」という扱いを受けやすいのではないでしょうか。
4月生まれでも、できる子できない子の個人差はありますし、できない子にとってはそうした先入観を持たれるのはつらいことでしょう。
もし子供さんが早生まれで体格も小さく、幼稚園や小学校などへの入園入学に際し不安を覚えている親御さんがおられたら、入園入学してから「〇〇ちゃんは、周りをお手本にしてよくがんばっているね!」「できることがどんどん増えてすごいね!」とぜひほめてあげてください。
きっと人一倍、がんばり屋さんの努力家として一目おかれる、伸び幅の大きな子に成長していくことでしょう。
まとめ
早生まれの子供のメリットについて
早い月齢で教育が受けられる
体力や生活スキルの点でもメリット
集団生活の力