貧血は赤血球を作る鉄分が足りないことから起こります。活気がなくイライラするなど、貧血を引き起こす症状は一つも良いことがありません。我が子を 貧血 から脱出させるには、 飲み物 でも良いので鉄分を常に摂取させることです。
子供の貧血は飲み物で鉄分摂取をサポート
貧血で朝食を食べられない子が多いです
子供は毎日成長しているので、鉄分を欠かすことはできません。一番良い方法は鉄分を含んだ食事を1日3回朝昼晩ときちんと食べることですが、貧血の子は朝元気に起きることが難しいため、朝食が喉を通らないことが多いです。
睡眠中に新陳代謝は行われているにもかかわらず、貧血が原因で朝起きてもお腹が減ったと感じないことから朝食を食べたがらない原因です。
無理やり食べさせることで気分が悪くなることもありますから、朝食に全く手をつけないまま仕方なく学校へ行くこともあると思われます。
では学校で昼食前にお腹が減るかというと、やはり貧血が原因で空腹を強く感じないことが多いです。しかしながら体育の時間にクラスメートと同じ運動を同じ時間続けることができないなど、貧血を起因として1日に必要なエネルギー量が不足してしまうのです。
噛まない鉄分摂取方法があります
顎を動かす、つまり噛むことで脳の働きが活発になるため朝ごはんは食べた方がよいのですが、朝起きて朝食に手がつかない場合は、食べなくていいので鉄分を中心にバランスよく栄養素が摂取できる方法を考えてあげることが大切です。
子供ですからまだサプリメントに頼るのは早く、本人も薬のように飲み込むことができない場合もあります。やはり最適な摂取方法は飲み物となります。
朝起きてからすぐ口で食べ物を噛むことを嫌がったとしても、噛む必要があまりない飲み物なら一口くらいは飲むことができると思われますので、摂取することを促してあげてください。
ヨーグルトなら飲めます
ヨーグルトそのものには鉄分はほんの少ししか含まれていないのですが、いろいろな果物が入っている柔らかな個体ヨーグルトや、ストローで飲む液体ヨーグルトが販売されています。
果物には鉄分を多く含むものがいくつかあり、代表的な果物はプルーン、アサイー、クランベリー、赤ぶどうなどです。中でもプルーンに含まれる鉄分は一番多く、コンビニエンスストアでプルーン入りの飲むヨーグルトなどはよくみかけます。
ヨーグルトは乳酸菌を多く含んでいるため整腸作用があり便通もよくなりますので、朝ご飯が食べられない時やおやつ、または夕食後のデザートに鉄分入りヨーグルトを摂取するのはよいことです。
鉄分が入った味噌汁を飲むだけ
ヨーグルトがあまり好きではない場合は、アサリやシジミなどの鉄分を含む味噌汁、または小松菜やほうれん草、豆腐などが入った味噌汁を飲むだけでもかなり違いがあります。味噌汁の味を決める味噌は大豆からできており、大豆は鉄分を含んでいます。
具を食べることが難しい場合は、味噌汁のスープを飲むだけでよいのです。アサリやしじみから鉄分がスープに浸透していますので、味噌汁のスープにはさまざまな栄養が含まれています。
同様に味噌汁には塩分も含まれていますので、味噌汁なら毎日飲めるという様子であれば、塩分控えめの味噌を使うことをおすすめします。
野菜ジュースも効果的です
オレンジジュースやリンゴジュースではなく、鉄分を含む野菜が入っている野菜ジュースであれば、朝何も口に入れたくない場合でもスッキリ飲むことができそうです。
せっかく野菜ジュースを飲むのですから鉄分だけに執着するのではなく、鉄分を効率よく体内吸収できるようサポートしてくれるビタミンCやリンゴ酸を含む野菜ジュースを選ぶとよいです。
もしくは鉄分たっぷりですが飲みにくい野菜ジュースにりんごジュースを混ぜて飲ませてあげると、野菜というより果物を飲むような飲み心地となる上、必要な栄養素が摂取できます。おやつに飲むジュースにも適用するとよい効果となります。
鉄分を多く含んだ飲み物を摂取したからといってすぐに貧血が解消するわけではありません。体内で作ることのできない鉄分は常に摂取し続けなくてはなりませんので、飲み物でよいですから毎日鉄分を摂取することを心がけてください。
まとめ
子供の貧血は飲み物で鉄分摂取をサポート
貧血で朝食を食べられない子が多いです
噛まない鉄分摂取方法があります
ヨーグルトなら飲めます
鉄分が入った味噌汁を飲むだけ
野菜ジュースも効果的です