日々赤ちゃんのお世話に追われていると、ママの生活がつい狂いがちになってしまいます。めまいやだるさを感じた時、育児疲れが頭をよぎるかもしれませんが、実は貧血が原因になっていることがあります。貧血の詳しい症状、 食べ物 で 貧血 を改善する方法をまとめました。
子育て中の貧血は食べ物で改善できる?
産後、貧血が多くなるのはなぜ?
貧血とは、血液中のヘモグロビンが不足している状態でめまいや立ちくらみを起こすことをいいます。妊娠中に約3割の妊婦さんが貧血になり、そのうちの9割もの方が「鉄欠乏性貧血」と診断されるほど、妊婦さんに身近な症状です。
ですが、出産を終えたからといって妊婦さんの貧血はすぐには改善されません。それは、出産時に大量の出血を伴ったり、赤ちゃんのお世話でママ自身の食事の栄養バランスが偏ってしまったり、育児による睡眠不足があるからです。
妊娠中に貧血の症状を自覚していた方は産後も気をつけるでしょうが、産後に貧血の症状が急に表れる方もいらっしゃいます。ですから、妊娠中に貧血の症状が出なかったママも気をつけておきたいものです。
貧血の症状にはどんなものがある?
貧血の症状というと、多くの方が思い浮かべるのがめまいや立ちくらみでしょう。赤ちゃんのお世話をしていると、立ったり座ったりすることが多いので多少のめまいや立ちくらみは気にしない方がいるかもしれません。ですが、貧血にはめまい・立ちくらみ以外にも色々な症状が出ます。
貧血の症状の一つに「だるさを感じる・疲れやすい」というのがあります。慣れない育児のせい、と見過ごす可能性が高い症状です。同じように、異常な眠気・常に眠さを感じるという貧血の症状もあります。赤ちゃんの夜泣き・授乳だけでなく睡眠を少しとっても以上に眠い場合は貧血を疑いましょう。
他にも、体力が落ちる・動悸や息切れがある・風邪をひきやすくなる・イライラするという症状が貧血にはあります。
これら全てが「育児のせい」と思われがちですので、特に産後のママは症状を自覚したら貧血を疑って適切な処置をとるようにしましょう。
食べ物で貧血の原因・鉄分不足を補うには?
血液中の鉄分が不足して起こることが多いのが貧血ですから、症状を感じたら積極的に鉄分を摂取するのが解決方法の1つです。鉄分を手軽に摂取できるサプリを利用するのも良いですが、食べ物から鉄分を摂取することで症状を改善することができます。
鉄分を食べ物から摂取する際、一番におすすめしたいのがレバーです。特に豚レバーは鉄分が一番豊富に含まれています。次いで、鶏レバーに鉄分が多く含まれています。
レバーは苦手、という方は調理する前にレバーを10分ほど牛乳に浸し、流水でしっかりと洗ってから調理します。そうすることでレバー独特の臭みがかなり軽減されます。
しょう油・砂糖で甘辛く煮付けたり、レバーに片栗粉をまぶしてから炒めたりしましょう。臭いが気になる方は生姜を使うと気になりにくくなります。
レバーが苦手な方には牡蠣や赤貝もおすすめです。牡蠣の臭みはレバーと同じように牛乳に浸すことで軽減します。また、マグロの赤身にも鉄分が多く含まれています。しょう油とみりんをひと煮立ちさせたタレを冷ましたところにマグロを入れて漬け込みましょう。
漬け込んだマグロの切り身をご飯に乗せて、海苔・ゴマを振りかけてお食べください。海苔・ゴマにも鉄分が多く含まれているので、貧血解消の効果が期待できます。
植物性の食べ物でしたら、ひじきや大豆製品が鉄分を多く含んでいます。ひじきの炒め物に油揚げや水煮の大豆を加えたり、豆腐や納豆をおかずに一品加えて毎日食べるようにしてみましょう。
大豆の水煮・豆腐は離乳食としても利用できますし、植物性たんぱく質のため母乳にもいい影響を与えてくれます。
まとめ
子育て中の貧血は食べ物で改善できる?
産後、貧血が多くなるのはなぜ?
貧血の症状にはどんなものがある?
食べ物で貧血の原因・鉄分不足を補うには?