貧血になると色々な症状が表れます。ですが、貧血を自覚するような症状が表れていないにもかかわらず、「隠れ貧血」になっている方も多く存在すると言われています。 貧血 を早期に発見するためにも自分で チェック ができると安心です。どのようなチェック方法があるのでしょうか。
貧血かな?と思ったら自分でチェックしてみよう
貧血になるとどんな症状が表れるの?
貧血の症状として表れる分かりやすい症状には、立ちくらみや顔色の悪さが挙げられます。これら以外にも動悸や息切れ・疲れやすい・頭痛・イライラすることがあれば、貧血になっている可能性があります。
ですが、実際に貧血と診断されたことのある女性にアンケートを取ってみると、自覚症状を感じていた人は約65%しかいません。残りの約35%の人は自覚症状がないにもかかわらず、貧血と診断されていることになります。この約35%の方たちは、一般的に「隠れ貧血」と呼ばれます。
自覚症状がない隠れ貧血のうちに貧血になっていることを自覚でき、少しでも早く対処して症状が悪化しないようにできれば嬉しいものです。自分が貧血になっているかどうかをチェックできる方法はあるのでしょうか。
自分でできる貧血度チェック
血液には体の隅々まで酸素や栄養素を運ぶという役割があります。ですが、貧血になってしまうと血液が栄養を届けるはずの細胞などに栄養を送ることができなくなってしまいます。
その結果、血液から栄養を受け取るはずの細胞が栄養不足となってしまうのです。もし、体が不調を感じる前に貧血の対策ができれば体の負担は少なくて済みます。
では、ここで自分が貧血になっていないかどうか、チェックをしてみましょう。チェックと言っても、何も難しいことはありません。以下の質問に「はい」か「いいえ」で答えていくだけの簡単なものです。ぜひチェックしてみてください。
- 朝ごはんを食べないことが多いですか?
- 食事を外食や市販されているお弁当で済ませることが多いですか?
- インスタントや冷凍の食品をよく食べますか?
- ダイエット中ですか?
- めまい・立ちくらみをすることがありますか?
- 顔色がすぐれず、肌がくすんだように見えると言われることがありますか?
- 体のダルさや疲れやすさを感じますか?
- 階段や坂道を上がると息切れや動悸を感じますか?
- 爪が割れたり欠けたりしやすく、白っぽくなっていますか?
- 朝、起きられないことがありますか?
以上、10個の質問について「はい」と答えた数が多ければ多いほど貧血になっている可能性が高くなっています。思い当たることが多かった方は、自覚症状を感じていなくても一度医師の診察を受けられることをおすすめします。
上記の質問以外にも、貧血になると出やすい症状があります。口内炎や口角炎・寝ている時に手足に虫が這うような感覚がある・土を食べたくなる・氷をたくさん食べる・固形の食べ物が飲み込めなくなるなどです。
一見、貧血とは無関係に思われるこれらの症状や行動が貧血によるものですので、思い当たることがある方は医師に相談してみましょう。
貧血にはどんな種類がある?
貧血には色々な種類があります。貧血の症状を訴える方の約7割が診断されるのが「鉄欠乏性貧血」です。他には失血性貧血・続発性貧血・ビタミンB12欠乏性貧血・葉酸欠乏性貧血・再生不良性貧血・溶血性貧血などがあります。
貧血の種類によっては、治りやすいもの・治りにくいものがあり、それぞれに適切な対処法があります。単純に自己チェックで「隠れ貧血」に該当したからといって自己流の対処法に取り組むのはやめましょう。
あくまでも自己チェックで貧血の可能性が分かったら、医師の診断を受けて適切なアドバイスをもらうことが大切です。
まとめ
貧血かな?と思ったら自分でチェックしてみよう
貧血になるとどんな症状が表れるの?
自分でできる貧血度チェック
貧血にはどんな種類がある?