保育園の施設をなんとなく見ているだけでは自分に合った保育園選びはなかなかできません。保育園に入ることができればそれでよい訳ではありません。
子供の成長のために必要な保育を見極めるために、 保育園 見学 の注意点や 質問 のポイントを説明いたします。
保活の基本!保育園見学での注意点や質問のポイントとは
保育園を見学する時に注意したいこと・施設はどう?
まずは保育園の施設をよく見ておきます。保育園施設には給食室、保育室、遊戯室(ホール)、多目的室プール、園庭などがあります。保育園によっては部屋数や部屋の使いた方などが全く違うので、複数の保育園を見学できるとよりわかりやすいでしょう。
子供が多くの時間を過ごす保育室の大きさは国の最低基準で決められていますが、算定にはホールや廊下なども含めて計算されているので最低基準のラインだとかなり狭くなります。
しかし、保育園によっては工夫して過ごしやすくしているところもあります。実際に見学しないとわからない工夫ですので、よく見ることが大切です。
保育園を見学する時に注意したいこと・保育士はどう?
保育園で働く職員のことを人的環境と呼びます。施設によっては人的環境が整っていないところもあります。保育士不足で規定の人数がいない施設や無資格者が多い施設も中にはあります。
国の最低基準は0歳児には子供3人につき大人が1名、1、2歳児には子供6名につき大人が2名、3歳児には子供20名につき大人が1名、4、5歳児には30名につき大人が1名となっています。
しかし、規定以上でも可能な場合もあるので規定上かどうか見極めることが必要です。これは最低基準のため、実際この基準で保育をするとなると保育士側から見ると事故やトラブルが増えかなり厳しい保育状況になります。
混合保育と言って障害児を受け入れている場合は障害児2名につき大人が1名などの決まりが各自治体で決まっています。障害児の人数を公開していない園が多いのではっきりとわかるわけではないでしょうが、複数園を見学して人の割合を比較してみると良いでしょう。
しかし、厳しい中でも保育をしっかりしている保育園も多くあります。保育士や子供の表情をみて生き生きとしているのか?元気はあるのか?全体の雰囲気はどうか?を感じ取れると良いでしょう。
保育園見学で子どもについて質問をしましょう!
以上の保育園見学における注意を踏まえて、質問があれば遠慮せずにしましょう。特にアレルギーや病気を持っている場合は特別な配慮が必要です。どこまで配慮して保育をしてもらえるのかを事前に聞いておくことが大切です。
保育園によってはあまり配慮ができない場合があります。アレルギーを持っている場合はアレルギーの代替食が可能かどうか質問をします。保育園では可能な限りの対応になっているので、まったく対応が不可能で他児が給食でも弁当を持っていくしかない場合があります。
アレルゲンの除去だけなら可能な園があったり、反対に完全に給食での代替食が可能な保育園もあったりします。
また、慢性的で配慮や支援が必要な病気場合も保育園が保育可能かどうか質問しましょう。子供によっては混合保育の場合もあります。混合保育の申し込みは限られているので、保育園見学は早めの時期にして十分準備できる期間をとると良いでしょう。
その他、喘息で薬を服用する場合やてんかんなどの場合も対応可能か質問しましょう。
保育園見学で保育内容の質問をしましょう!
保育園見学で質問しておきたいことは個別の対応だけでなく、保育内容も重要です。自分自身の子育ての考え方とは大幅に違う保育をしている場合は保育の意味をよく聞いておきましょう。その上で希望するかどうかを決めることが大切です。
保育内容は保育園の全体的なことです。入園後、保育内容を指摘しても保護者の意見として参考にしてくれることはあっても、大まかな路線は変わりません。
保育園はひとりひとりのニーズに合わせていると保育が定まりませんので、自分のニーズに合う保育園を事前に見学をして決めることが大切です。
また、時間外保育の内容や料金、給食や食育の内容、園外保育(散歩)の実施、行事の種類など保育園によってかなり違ってくるので、気になる点があれば質問をしておくと安心です。
まとめ
保活の基本!保育園見学での注意点や質問のポイントとは
保育園を見学する時に注意したいこと・施設はどう?
保育園を見学する時に注意したいこと・保育士はどう?
保育園見学で子どもについて質問をしましょう!
保育園見学で保育内容の質問をしましょう!