子育てをしているお母さんたちには子供の「食」に関する悩みが多いものです。「偏食な子供や少食の子供の栄養が心配」、「食べることに集中してくれない」といった悩みには 保育園 の「 給食だより 」の中に解決のヒントがあるかもしれません。その方法について詳しくご説明いたします。
保育園の給食だよりには食育のヒントがいっぱい!
「食」に関する育児の悩み事
子供が離乳食を終えて家族と同じものを食べられるようになるとお母さんは離乳食をつくる手間が省けるようになりますが、それまでとは別の悩み事が増えてしまうようです。
なんでも好き嫌いなく食べる子供もいますが、好き嫌いが多かったり少食な子供も多いのでお母さんは栄養がきちんと採れているか心配になります。
すぐに気が散ってしまい食べることに集中できない子供もいますし、初めて見る食べ物は口に入れたがらない子供もいます。
最近はアレルギーを持っている子供も増えています。このような「食」に関するお母さんの悩み事には保育園から毎月配布される「給食だより」が役に立つことがあります。
「給食だより」を読んでいますか?
多くの保育園では「献立表」とは別に「給食だより」というプリントが配布されます。ホームページで閲覧できるようになっているところもあるようです。
「献立表」は冷蔵庫などに貼って家の食事とメニューがかぶらないように意識するお母さんは多いようですが、意外と「給食だより」はざっと見るだけで捨ててしまう人もいるようです。しかしそこに書かれている情報は「食育」にとても役立つものなので、ぜひじっくり読んでいただきたいのです。
「給食だより」にはこんなことが書かれています
保育園によって「給食だより」のデザインや内容は違いますが、ほとんどの保育園に共通している情報をあげてみましょう。まずはその月の行事やイベントに関した情報があります。
日本には「お正月」、「節分」、「ひなまつり」、「お花見」、「子供の日」というように月ごとに行事やイベントがあり、保育園ではそれにちなんだ給食の献立があるのです。
子供にもわかりやすいようにそのイベントやメニューを「給食だより」で解説してくれています。ほかに「旬」の食材をイラスト付きで紹介していたり、風邪の流行する季節には風邪予防のポイントが書かれていたり、人気のある献立のレシピが紹介されていたりします。
「給食だより」を家庭でどう使う?
そんな情報もりだくさんな「給食だより」ですが、もちろんお母さんが読むだけでは「食育」には活用できません。「給食だより」を使って子供と会話をしましょう。たとえば行事のことが書いてあるならその行事の前日に「明日は保育園でこんな行事があるんだよ」と子供に教えてあげましょう。
そして「だから明日の給食はね、こういうメニューなんだって。楽しみだね、お母さんも食べてみたいなー。どんなふうだったかお母さんにも教えてね」、と話すことで、子供は明日の給食についての予備知識を得ることができます。
実際にその給食を食べるときにお母さんとの会話を思い出すでしょう。「この給食を食べることでお母さんに自分が教えてあげられることがある」という気持ちになれば、食べる意欲も増すのではないでしょうか。
「給食だより」に旬の食材について書いてあればそれも子供に教えてあげましょう。そして一緒に買い物に行ったときに子供にゲーム感覚でその食材を探すように言いましょう。
自分がみつけて選んだ野菜やくだものが食卓に並ぶことで子供は食事に興味を持つようになるはずです。
子供にとって「好奇心」を持つことが何よりの刺激になり、それが自発的な行動につながっていきます。そんな親子の会話のきっかけ作りに「給食だより」をどんどん活用してください。
まとめ
保育園の給食だよりには食育のヒントがいっぱい!
「食」に関する育児の悩み事
「給食だより」を読んでいますか?
「給食だより」にはこんなことが書かれています
「給食だより」を家庭でどう使う?