仕事や家庭の事情など、子供を保育園に預けなければならないママも少なくありません。朝のお別れの時に、ママを追いかけて 泣く 子供を見ると、ママも不安になってしまいます。楽しいはずの 保育園 でどうして泣いてしまうのか、子供の気持ちとママの取るべき対応をまとめました。
保育園でお別れのときに泣く子供への対応方法
保育園で泣いてしまう子供の気持ち
子供を保育園へ預けるときに、朝のお別れでいつまでも泣いてしまう子供も少なくありません。まったく泣かない子もいるのに、自分の子供だけいつまでもぜ泣いてしまうとママも心配や不安になってしまいます。
ママとのお別れの際に、子供が泣いてしまうのには理由があります。ひとつはママが大好きだからです。大好きなママと離れることに慣れていない子供は、どうしても不安や寂しさなどから泣いてしまいます。その気持ちをママに分かって欲しくて泣いてしまうのです。
もうひとつは、子供は保育園が安全で楽しいところだというのを理解するために時間がかかるためです。子供にとって保育園は、知らない場所という認識から始まります。いつもの家や公園と違う知らない場所であり、さらに大好きなママがいない場所なのです。
子供が不安に感じ泣いてしまうのもしかたありません。しかし子供が泣くことは決して悪いことではなく、泣くことで子供はさまざまな感情を表に出しています。泣かずに感情をグッと心に押し込んでしまうより、ずっと健全な反応なのです。
月齢や年齢でも違う子供の反応
子供により個人差はありますが、月齢や年齢によって朝のお別れのときの反応が異なる傾向にあります。
6ヶ月以下では、人見知りのはじまっていない子では、ママがいない保育園でも比較的穏やかに過ごすことができます。7から9ヶ月の人見知りが始まった頃では、ママ以外の人への拒否反応が強く、激しく泣くことや嫌がり体を突っ張るなどの反応を取る傾向にあります。
1歳前後になると、ママがいない事や知らない場所への不安感はありますが、保育園のおもちゃや先生、お友達への興味や好奇心も強く、比較的早い段階で泣き止み遊び出します。
1歳半前後では、ママに置いて行かれたという事を理解できるようになるため、激しく泣いてしまうことがあります。
2歳を過ぎると、泣いてしまっても自分である程度感情のコントロールができるようになるため、保育園で自分なりの過ごし方を考えることができるようになります。
ママのいさぎよさが負担を減らすカギ
いつまでも子供が泣き続けるのを見ると、ママも子供と離れがたく保育園を出るのをためらってしまいそうですが、お着替えや水筒などを置いたらママはいさぎよく保育園を出ることが必要です。
こんなに泣かせてまで保育園に預ける必要があるのだろうか、自分のせいで泣かせてしまってかわいそうなどと考え、罪悪感や不安感で胸が押しつぶされそうになるのも仕方ありませんが、ママも気持ちを整理し、自分の時間を有効に使うためにも保育園を出ることが大切です。
いつまでも保育園内で泣いている子供の心配をしていると、子供は「もしかしたらママと一緒に帰れる(保育園で遊べる)かもしれない」という期待をしてしまいます。期待した後に、やっぱり今日もバイバイしなければならないと悟った子供は、大きなショックを受けてしまうかもしれません。
保育園には保育のプロがたくさんいます。ママが保育士さんたちを信頼し子供を預けることで、子供も保育士さんを信頼しやすくなります。
泣くことが習慣化?朝のお別れは楽しく
保育園に預けだして数ヶ月や1年以上経過しても泣いてしまう子供は、朝保育園で泣くことが習慣化しているのかもしれません。そんな時は、毎朝笑顔でバイバイするという新しい習慣を作るのも良い方法です。
子供と笑顔で朝のお別れができるように、新しい習慣でお互いに気持ちの整理ができるようにしましょう。保育園を出る前に、ギュッと抱きしめることやハイタッチなどで、子供にもわかりやすく楽しい時間を作り、朝のお別れが楽しいものに変わると泣かなくなる場合があります。
また、きちんと夕方にお迎えに来ると伝えることで不安を解消できる場合もあります。子供が理解できていないかもしれないと思っていても、毎日言い続けることで子供に伝わりやすくなります。
子供の様子がどうしても不安な時は
子供がどうしても泣きやんでくれず、不安に思うママも少なくありません。家庭や保育園での過ごし方の中に、子供が不安や不快に感じる何かがある可能性もあるので、一度保育士や園長先生に相談してみましょう。
家庭と保育園の違いに子供が困っていることや、子供が大切にしているこだわり、給食での好き嫌い、お友達とのトラブルなど、なにか子供が泣いてしまう理由のヒントが見つかるかもしれません。
また、朝のお別れではママを追いかけて泣いている子供でも、ママが見えなくなると何事もなかったかのように過ごす子供もいます。保育士と相談や協力をしながら、子供だけでなくママも保育園を楽しむことができるよう工夫することが大切です。
まとめ
保育園でお別れのときに泣く子供への対応方法
保育園で泣いてしまう子供の気持ち
月齢や年齢でも違う子供の反応
ママのいさぎよさが子供の負担を減らすカギ
泣くことが習慣化?朝のお別れは楽しく
子供の様子がどうしても不安な時は