子どもを保育園へ預ける親にとって、連絡帳は毎日の課題ともいえます。また、書くことがなくなってしまったり、忙しい中で、時間がとれなかったりすることもあることでしょう。
そして、そんな連絡帳を時には負担に感じてしまう方もいるようです。
今回は 保育園 の 連絡帳 がどんなものなのか、お伝えしていきます。
困ることもある保育園の連絡帳。必要なのでしょうか。
連絡帳へ書く内容
書く内容としては保育園ごとに多少の違いはあるかもしれませんが、
- 体調(ケガや体温など)
- 食事(量、食事中の様子)
- その日の一日の様子
となります。
年齢ごとの違い。
0歳~1歳
まだお話しできない赤ちゃんの時期、連絡帳でのやりとりが保育園での様子を知る、大きな手段となります。
眠っていることの多い赤ちゃんでも、「お友だちが声を出すとそちらを見ていました」や「風が吹いてくると驚いた表情をしていました」などと、連絡帳でちょっとした様子を伝えてもらうだけでも嬉しくなることでしょう。
またこの時期は離乳食が進み、幼児食に移行する時期です。全く食べようとしなかったり、噛まずに飲み込もうとしたり、べぇ~っと吐き出してしまったり、個々に違いがあります。
また、保育園でどんな風に食べているかは気になるところです。先生とお話しして伝えてもらうのも良いのですが、連絡帳があることで、家で再度、確認することができます。
連絡帳を通して、保育園と家庭が連携することで、子どもにとって負担のない形で幼児食に移行できるでしょう。
2~3歳
これくらいになると、中には一生懸命に、保育園の様子を伝えようとする子どももいることでしょう。
けれど、まだまだ子どもの表現は未熟なので、保護者の方は、連絡帳で伝えてもらうことで知ることも多いのではないでしょうか。
制作や体操を楽しむ様子や、友だち関係が広がっている様子など、個や集団で取り組む課題が増えてきて、連絡帳でもぐっと成長が伝わる時期です。
4~5歳
もうおしゃべりは一人前になってきて、多くの子どもは聞けば保育園の様子を話してくれることでしょう。
でも帰宅した後は、自分の遊びに夢中で聞かないと話してくれない・・なんてお子さんもいます。大人も帰宅後は家事に忙しいですし、なかなかゆっくり話を聞く時間をつくることが難しいです。
そうした時に、連絡帳に書いてあることは、保育園の話をするきっかけとなることでしょう。お風呂に入って一息ついた時にでも会話を楽しんで下さい。
また、これくらい成長してくると「Aちゃんとケンカした」とか「制作がうまくできなくて泣いてしまった」など都合の悪いことは親に話さなかったりするものです。
連絡帳で知らせてもらったそのようなことについて、子どもの話を聞いてあげてください。
ただ聞いてもらっただけでもスッキリすることもありますし、子どもの心のモヤモヤが少しでも和らぐことでしょう。
保育士が連絡帳を記入するときに気をつけていること
- わかりやすく伝えること。
- 誤解のないように伝えること。
- 保護者が書いた内容に、短くても返事をすること。
- 褒めること。
- 悪いことは書かないこと。
保育士は、子どもの良い部分や成長を、わかりやすく伝えたいと意識しています。連絡帳を読むと、家での様子とは違う姿もあったりします。
では、なぜ悪いことは書かないのでしょうか。それは記録として残ってしまうからです。
後で読み返した時に、そのころを思い出して、成長を感じるアイテムであること、連絡帳には成長の記録としての大きな役割もあるのです。
連絡帳は保育園との連絡手段だけではない
連絡帳は保育園と家庭をつなぐ、大切なコミュニケーションツールのひとつと言えます。
しかし、連絡帳のもつ役割はそれだけではないのです。子どもの成長記録となった連絡帳は、大切な宝物となります。
読み返してみると、細かい一つ一つのエピソードから、当時の様子を思い出すことができます。
忙しい生活の中では面倒なこともあるでしょうが、「子どもの成長記録」と考えて、気負わずに書いていきましょう。
まとめ
困ることもある保育園の連絡帳。必要なのでしょうか。
連絡帳へ書く内容。
年齢ごとの違い。
保育士が連絡帳を記入するときに気をつけていること
連絡帳は保育園との連絡手段だけではない