受験 前日 は、しっかりと体調を整え忘れ物のないようにしましょう。子どもの受験は本当にストレスフルなものです。受験はゴールではないので、受験で何を得るかはとても難しい問題です。
しかしわが子には、頑張れば必ず結果が出るという喜びを教えたいですし、競争社会の現実も知ってほしいのが親の気持ちです。親も子も葛藤しながら中学受験前日を迎えます。
受験前日の過ごし方 ~しっかり眠って忘れ物をしない~
中学受験は最後の1か月が決め手
中学受験日は2月1日から一瞬で終わります。遅くても2月5日にはクラスの全員の進路は決まっています。
有名人気校は2月1日の午前に一斉に試験日を迎え、2回目3回目の試験はありません。
一方でそれ以外のほとんどの学校は2回目3回目の試験があり、合否結果が出たその足で申し込めば翌日の試験が受けられます。
チャレンジしたい学校とわが子の学力は、10月から12月までに行われる模擬試験の合否判定である程度予測できます。
合否結果予測は12月の子どものコンディションが一番近いと言ってもいいかもしれません。
ですから1月は、親が日程調整しながら受験校を最終決定し願書を出す一方で、子供はそのコンディションを維持もしくは少しでも上昇させるよう日々問題を解くだけです。
公立の小学校は1月にちらほらお休みをする友達が増えます。
これはコンディションを維持させるために小学校を休むことも辞さない、という緊迫した状況に近づいていることが想像できます。
前日にやることはありません
受験前日になると、もう親としてはかける声もなくなります。唯一「あとはやったことを出し切るだけよ」と子どもの緊張をほぐしてあげるだけです。
子どもは前々日くらいから緊張し始めますから、緊張を忘れるために問題を解き続けることに時間を費やすしかやることがなくなります。
前日だからといって変わることはなにもありません。
前日は、無理に大量の問題を解かないこと、難しくて解けないことが不安をつのらせるような難問を見せないこと、に気をつけるとよいです。
そしてこれまで使ってきたノートやテキストの山をたたえながら、テキストのいくつかを最後に見るくらいにして、気持ちを落ち着けさせてあげることが前日の優しさです。
受験前日は体調を万全に整える
受験前日はいつもどおりの夕食を終え、いつもどおりにお風呂に入り、いつもより少し早めにベッドに入ることをおすすめします。
子どもは緊張して眠れないと言うかもしれませんが、そこで眠くなるような対策は特に必要なく、眠れないなら目を閉じて体を休めるだけでいいよと言い聞かせ、自然にぐっすり眠れるまでそっとしてあげるといいです。
たくさん勉強をしてきて知識は増えたものの、まだたったの12歳ですから、子供が自分自身で体調を万全に整えることはできません。
いつもの調子のいい状態を維持するという考え方で、前日を穏やかに過ごすのが一番大切です。
受験前日だからこそ考えすぎない
親も子も受験前日にあれこれ焦っては、翌日の試験に向けてストレスが増えます。
受けたい学校がいくつも同じ日程で重なるのも中学受験の特徴ですので、最後の最後まで受験校を悩むことになると思われますが、結局なるようにしかならないものです。
最後は子どもの未来の学校生活が楽しい事だけを願い、親としては淡々と子供が受かるレベルの学校を最終選択し、試験会場への道順や電車の時刻、受験票などの持ち物を再確認することに徹してください。
受験直前には目の前の現実以外想像できない
中学受験は親が付き添います。受験会場に着くまではもう会話はほとんどなく子どもと静かに電車に揺られて行くだけでよいのです。
試験会場に到着するとたくさんの係員が子どもたちを連れて行ってしまいます。
残された親は試験が終わるまで控室で祈りながら待つしかありません。
なぜか子供の受験が良い結果となりますようにと祈ること以外、あれこれ想像することができないものです。
子どもが一心不乱に問題を解いているその瞬間に寄り添うことが精一杯なのです。
受験が終わったら思いっきり子どもを抱きしめてあげてください。
そこからが新しいスタートです。
まとめ
受験前日の過ごし方 ~しっかり眠って忘れ物をしない~
中学受験は最後の1か月が決め手
前日にやることはありません
受験前日は体調を万全に整える
受験前日だからこそ考えすぎない
受験直前には目の前の現実以外想像できない