受験生 として高校入試で、親子で 英語 の勉強を何から取り組もうかと迷うことがあります。英語は積み重ねですから、教科書のはじめからやっていたら時間がかかります。
ご家庭でできる英語の受験勉強法として、手はじめにどこから取り組むとよいかをやり方とともにお伝えします。
受験生がまず着手したい中学英語のポイント
英語は積み重ねが大切
中学1年の教科書から順番にやっていくと3年分あります。したがってその順番のとおりみていくと、それだけでもずいぶん時間がかかりそうだと思わずしり込みしてしまうかもしれません。そういうときはまず教科書の巻末を見てください。
その学年で習ったキーセンテンス、つまり基本文がまとめてあります。受験勉強をはじめたいときには、ますそこに注目します。基本文はその年に学習するエッセンスみたいなものです。
基本文はそう多くない
その基本文の総数はそう多くはありません。したがって最初から順番に日本語に訳せるか調べてみましょう。日本語訳は横か下に書いてありませんか。ないときは授業の時のノートを見なおしてください。訳すのが怪しくなってきたところにマークします。
そして、その直前のところのノートを見直してから、教科書の学校のワークをやり直して理解できたか調べてみましょう。すると、先ほど訳せなかったところが訳せるようになるはず。
ここで一度教科書に戻ります。同じことを今度は日本語を見ながら英文にできるかやってみます。
基本文をもとに解答
上で書いたことをやったあと、中2、中3の教科書も同じようにやります。こうして3年分の基本文をまずマスターしましょう。この学習法のねらいはまず基本文の形を頭に入れることです。これだけでもずいぶん違います。しかもそれほど時間はかからないはずです。
入試の問題はこうした基本文のかたちからできあがっています。
つぎは、いったん教科書にもどり、今度は本文を日本語にできるか読んでいきます。英文には熟語や会話文には独特な言い回しなどがあります。その理解をすすめます。
その場合、読み方にコツがあります。「パラグラフリーディング」で読みます。何も難しく考えることはありません。受験英語のための速読法の一種です。
パラグラフリーディングを覚えよう
パラグラフリーディングは英文をすばやく読めて、理解することのできる方法です。入試は時間が限られています。したがって時間内で的確な英文の理解が求められます。その方法は、前から訳していくことです。コンマがあればコンマまでをまず訳します。
andやbutでも部分ごとに訳すなどいくつか特徴があります。学校でやるように後ろから訳すということは入試の際にはまずしません。これを教科書で練習します。やさしい英文ならば、早く読めて理解できる利点に気づけるでしょう。
そのパラグラフリーディングと並行して取り組んでほしいのが英文の聞き取りです。教科書の英文のCDやDVDをお持ちならば、それを聞きながら意味が理解できるか同時にやると効果的です。これは受験の際の聞き取りテスト(リスニングテスト)の基本になります。
受験英語は基本が大切
受験生とはいっても上で書いてきたように、まずは基本からです。でも同時に受験に対応した力もつけていかなければいきません。そこでこのような方法をお伝えしてきました。
特に英語については、「教科書の基本文」を覚えることと「パラグラフリーディング」のやり方をまっ先に身につけること、このふたつから受験英語はスタートです。
どんなレベルの高校を受験するにしても、まずはここからスタートした方が、結局は仕上がりが早いと考えられます。
それをマスターしたのちに、学校で配られる「厚物」と呼ばれる受験用のテキストをはじめるといいでしょう。
上で述べたことをやったうえ(あるいはやりながら)で、厚物を学習するとスムーズにご家庭で進みます。こうして入試の際の長文読解や聞き取りなどの基本づくりを、その方法とともに身につけていくことができます。
まとめ
受験生がまず着手したい中学英語のポイント
英語は積み重ねが大切
基本文はそう多くない
基本文をもとに解答
パラグラフリーディングを覚えよう
受験英語は基本が大切