新学年のはじまる時期に学校の先生が 家庭 訪問 します。先生方は教育の一環で児童(生徒)の家庭を訪れます。家庭での子どもと保護者の方との関係、ご家庭での教育の状況把握、今後のコミュニケーションをスムーズにするなどのねらいがあります。
そのことを知った上で本音で話し合う場にできるといいです。
子どもの新学年をスムーズにできる家庭訪問
まずは協力体制づくり
家庭訪問で先生は児童(生徒)と保護者とのあいだで円滑な協力体制を築きたい、より効果的な教育体制を作りたいと意気込んでいます。この1年間で3者で協調し合い、おたがいに成長しようというあいさつのために訪問します。
あくまでも教育に必要な状況の把握が目的です。接待がきちんとできたかを確認しに訪れるわけではありません。
なにごとにも節度がたいせつ
たしかに多くの家庭を訪問する先生の苦労をねぎらう思いやりの気持ちはたいせつです。しかしなにごとも過ぎたるは及ばざるごとしで、接待しすぎるのも考えものです。
上に示したように先生が家庭を訪れる目的は明らかです。したがって必要最小限の応対にとどめます。それで先生に対して失礼になることは全くありません。
たとえば家に体調が悪くて寝たままの家族がいるならば、玄関先でお話ししても構いませんし、明るいときならば庭で語らってもよいでしょう。家庭の事情や都合に合わせて臨機応変に対応してよいです。
なにも各家庭が横ならびに同じように対応しないといけないことはなにひとつありません。各ご家庭の事情に応じての対応で構いません。
家庭訪問で話したい項目をあげておく
先生が家庭まで出向いてくださる数少ないチャンスです。児童(生徒)、保護者、先生のあいだで今後の協力体制を築くことを最大の目的とすべきでしょう。したがって初対面ではあっても、本音でお子さんのことについて話をするとよいです。
来られる先生は、お子さんの学校での状況についてあらかじめ前の学年(学校)の担任からのひきつぎである程度は把握しています。ご家庭では前もって話したい項目のメモをとっておくことをおすすめします。
先生からお話しをはじめる場合もありますから、ひと段落してそのメモの大事な項目から話を選ぶとよいでしょう。
家庭訪問で先生の人柄をつかむ
先生も訪問するからには本音で語りたいこともあります。今後1年おつき合いすることになる先生ですから、より多くのことを引き出し交流の糸口にするとよいでしょう。
話がすすむことで、新学年の不安や疑問が減ったり解消に向かったりするものです。したがって、遠慮せずに先生に相談し、今後の教育や生活に生かしていけるようにします。
先生はクラス全員に目をむけている
家庭訪問をする先生はクラス担任です。したがってクラス全員に目を向けています。家を訪れるときにはひとりの子どもをつうじて接しますが、学校ではあくまでもクラス全員に目を向けています。
そして公平に接しようとしています。そのことをよく承知してご自宅で保護者がどうあるべきかを考えてお話しすればよいです。そこでPTAやクラス運営に保護者の立場から協力できることを申し出たり、支援したりするとよいでしょう。
ひいてはそのことがクラス全体を盛り上げて、最大の教育効果としてお子さんに反映することになります。
学校は協調の場
このように協力体制を築けることを先生方は求めていますし、それは保護者の方々も同じ思いでしょう。
お子さんのための学校教育です。そのための家庭訪問であることを認識すれば、訪問の際にどのように行動すればよいか、話を進めればよいかおのずとあきらかでしょう。
1年後にこのクラス、この先生でよかったと思えるためには家庭訪問の機会を活かさない手はありません。したがってまずは家庭訪問の際に、クラスや先生を盛り上げる気持ちで先生に対して明るく接するとよいでしょう。
まとめ
子どもの新学年をスムーズにできる家庭訪問
まずは協力体制づくり
なにごとにも節度がたいせつ
家庭訪問で話したい項目をあげておく
家庭訪問で先生の人柄をつかむ
先生はクラス全員に目をむけている