新学期が始まり、子供も少し慣れ始めた4月下旬から5月上旬頃に行われる、幼稚園や学校の家庭訪問。一人当たりの面談時間はわずか10分から15分程度で、「お茶、お茶菓子などは辞退いたします」などと書かれたプリントがあらかじめ学校から配られるかと思います。
果たして 家庭 訪問 の際に お茶 を出すべきか否か、どちらが失礼になるのか、特に初めての場合は悩まれるお母さんも多いでしょう。実際はどうしたらいいのでしょうか。
家庭訪問でお茶は出すべきか否か
面談時間はあっという間
幼稚園でも小・中学校でも、クラスの子供すべての家庭を何日かにわけて先生方が回られる家庭訪問。一人当たりの持ち時間は、わずか10分から15分です。
順番が後になるほど、どうしても少しずつ時間がずれてくることもあり、先生方は来られてすぐに本題に入り、雑談で長話などされることなく、たいてい持ち時間きっちりの時間で切り上げられます。
「面談時間は短いので、あらかじめ話す内容を考えておいてください」などと注意事項が書かれたプリントが配られることも多いでしょう。
中には「玄関先で立ったままでかまいません」と言われる先生もおり、とうていお茶菓子などのんびり召し上がっていただける時間はないものです。
その日の天候も考慮
お茶を出すか否かは、その時々の状況に合わせて考えるとよいでしょう。
家庭訪問は4月下旬から5月上旬頃が多く、地域によってはすでに暑い日もあります。
そのような晴れて気温の高い日にお茶をお出しして飲んでいただけることもあるので、先生方も「出されたお茶を飲むのは絶対に厳禁」とまでは、学校から言われてはいないのではないでしょうか。
もちろん、ジュースやコーヒーなどではなく、冷水や麦茶をお出しした方が無難かと思います。
先生の移動手段にも配慮する
校区が広いと、車やバイクなどで移動する先生もおられますし、晴れていれば自転車で回られる先生もいます。
自転車をこいで息を切らして来てくださる先生に、お話に入る前にお茶をお出しするのは自然なことかと思います。逆に出さない方が不自然ではないでしょうか。そのような場合は飲んでいただけることが多いように思われます。
お出しする場合にはすばやく
はっきりと「トイレに行きたくなってしまうので、お茶は結構です」と最初に断りの言葉を述べられる先生もいます。そのような場合には、こちらも笑顔で応対しましょう。
また、わずか10分か15分の面談時間に、最初にもたもたとお茶を準備される時間がもったいない、という現実的な理由も学校側にはあるのではないかと思われます。
手をつけられないかもしれないけれど、暑い日なので先生にお茶をお出ししたいという場合には、来られたらすぐお出しできるよう、時間間際になったら一式をキッチンやテーブルにあらかじめセットしておくなど、先生が来られた際にすぐにお出しできるようにしておきましょう。
またお茶をお出しする際には、先生がプリントやノートなど広げられた時にじゃまにならないよう、さっとこちら側の方へ移すなど面談の妨げにならない配慮をしましょう。
実際はケースバイケース
一応、学校側からのお達しでは「お茶は辞退します」というところが多いものの、先生方も人間ですから実際はそれぞれだと思います。
飲まれない方がほとんどかと思われますが、これまで述べたように暑い日や先生の移動手段によっては、飲んでいただける場合もあります。
もちろんお茶を準備しなくても先生が機嫌をそこねることなどありませんし、手をつけられなくても、こちらは「飲まれなくて当たり前」というスタンスでいいでしょう。
あくまでも大事なのは面談そのものです。限られた面談時間で話すべきことをしっかり伝えられるよう、きちんと準備をしておきましょう。
まとめ
家庭訪問でお茶は出すべきか否か
面談時間はあっという間
その日の天候も考慮
先生の移動手段にも配慮する
お出しする場合にはすばやく
実際はケースバイケース