子どもの住む家を訪れる家庭訪問があります。 家庭 訪問 の際に先生に お茶菓子 をお出しするかどうか迷うことがあります。先生は複数の家をまわっているので、お茶菓子は基本的には必要ないものです。
どうしても準備したいという場合には、先生が持ち帰れるようなタイプのちょっとした程度が望ましいです。
家庭訪問の準備 お茶菓子をどうする
家庭訪問の目的とは
先生方は各ご家庭についてお子さんの様子、学習状況、保護者の方々とのコミュニケーションを図るなどの目的で訪れます。ご家庭での接待やおもてなしを受ける客として訪れるのではありません。したがって、お茶や菓子は基本的にお出しする必要はありません。
先生方が訪れてくれたことに対してねぎらう気持ちさえ伝わればそれで十分です。
保護者会で話し合ってみては
こうしたことでご家庭の方が悩まれることを避ける目的で、クラスの保護者のあいだで話し合いがもたれることがあります。こうした話し合いの結果、各ご家庭でお茶菓子をお出ししようと取り決めたとします。
この場合には、菓子などは複数の家庭を回る先生のなかには、食べきれないなど負担に感じられることもあり、各家庭がたいそうに構えると先生方の対応が大変な場合もあります。
お茶菓子のちょっとした工夫
その場合には先生がお菓子に手をつけられない場合には、持ち帰ることができるような干菓子や焼き菓子など、袋にもともと入っているものをそのまま袋ごとお出しするとよいです。持ち帰ることができる前提でそうしたお菓子をお出しするわけです。
量に関しては1回の訪問で食べきれる常識的な量とするとよいです。華美なものや豪勢なものは先生方のほうが恐縮されます。
それは複数のご家庭をその日のうちに訪れなければならない先生への、真の意味での心づかいといえます。
児童生徒を公平にみる先生
公立学校の先生の場合には接待を受けたり、高価な物品の供与を受け取ったりすることは公務員として慎むようになっています。公務員の参加する会食などは、会費制だったり折半だったりと取り決められています。
そのために家庭訪問の場合でも、過度の接待になるような、たとえば菓子箱そのものを渡すような行為はつつしまなければなりません。こうしたことは私立学校の先生も準じて守られており、行動規範として求められているものです。
おもてなしの心づかいとは
おもてなしの気持ちというものは本来、訪れた方が気分よく過ごしてもらえるように、その方へどれだけ心づかいをつくしたかを示すものです。
家庭訪問について先生方は業務の範囲で行っていることです。したがってお客様ではないと解釈してよく、お茶菓子をどうしようと迷うことはないでしょう。
ただしご家庭の考え方や方針、地域の習わしなどにしたがうこともあります。納得がいくように筋を通されるとよいでしょう。
その場合でも現代の常識に沿った線で、改善を加えて先生をいたわり、心づかいを込めてという部分に重きをおくことに違いはありません。
原点にもどって考えると
最初にも示したように家庭訪問の目的は、子ども、保護者、先生の間のコミュニケーションを円滑にしていくことです。そのために必要なことはまず意思疎通を図ることです。当日に話したいことを前もってご家庭で打ち合わせておくとよいでしょう。
また、これからの1年でクラスがまとまり、学習や学校生活が首尾よく成就するように協力しやすい関係を築いていくとよいでしょう。
そして保護者の方々の協力もあいまって、この担任の先生はよかった、本当にいいクラスだったといえるようにありたいものです。
クラス全体がまとまりをみせられるように、その部分に注力するとよいでしょう。そのため会話を円滑にするためのお茶であり、家庭訪問としたいものです。
まとめ
家庭訪問の準備 お茶菓子をどうする
家庭訪問の目的とは
保護者会で話し合ってみては
お茶菓子のちょっとした工夫
児童生徒を公平にみる先生
おもてなしの心づかいとは