子育て が 辛い という気持ちは、初めての子育てでは起こりうることです。子育てでは、自分の思い通りになりませんから辛いと感じることがあります。周りの人達に相談しても的外れなこと言われて、さらに戸惑ってしまうことがあるかもしれません。
そこで今回は、子育てが辛いと思った時に読んでみてほしい育児書等をご紹介します。
子育てが辛い ~そんなあなたにおすすめの育児書~
赤ちゃんと何をして良いかわからない
0〜4歳わが子の発達に合わせた「語りかけ」育児
(サリー・ウォード著、汐見稔幸監修、槙朝子訳、小学館)
生まれたばかりの赤ちゃんと一日中二人で過ごしているママは、赤ちゃんに合わせて生活しなくてはいけないので、体力的に辛いことがあると思います。
そして、赤ちゃんに何を話しかけても答えを返してくれるわけではないので、どう接していいか戸惑い辛い気持ちになることがあるかもしれません。
そのような時にお勧めしたいのがイギリスの言語学者サリー・ウォード氏の「語りかけ育児」です。
この本には、一日30分0歳から4歳の子供と親が静かな環境でコミュニケーションを取ることで子供の言葉の発達や情緒の安定を図ることができると書いてあります。
そして、月齢別の言葉や体の発達状況の解説、その月齢の子供に何をどのくらい話せばいいのか、どのような遊びや絵本が良いのかが詳しく説明されています。
ですから、赤ちゃんとどのように接していいかわからなくて辛い時にこの本を読んで「語りかけ育児」を実践してみてください。
子育ての辛さを子供と一緒に癒したいとき
大人のための絵本セラピー 絵本は心の処方箋
(岡田 達信著、瑞雲舎)
読み聞かせをしてもらって育った子供は情緒が安定したり学力が高くなったりすると言われています。絵本を読む時間はママにとっても大切な時間になります。
忙しく過ごしているママは自分の心を癒す時間はあまりないかもしれません。
そのような時には、子供に絵本を読んであげながら自分の心を落ち着かせる方法があります。それが「絵本セラピー」です。
絵本ソムリエの岡田達信氏によって書かれたこの本には、絵本は子供のためだけの読み物ではないということが書かれています。
そして心の状況(例えば、笑えない時や自分のことがわからない時等)によってお勧めの絵本を紹介するとともに、自分でできる絵本セラピーの方法や効果が説明されています。
子供と一緒に絵本を読んで楽しい時間を過ごすとともに、自分の心を見つめ直すことができれば子育ての辛さが和らぐことと思います。
子供を叱ってしまう
子どもの心のコーチング
(菅原裕子著、PHP文庫)
子育てで辛いと思っていても、赤ちゃんを叱りつけることはあまりありません。
けれども子供が成長して2歳や3歳になり、自分でいろいろなことができるようになると「あれダメ、それダメ」と言い一日中怒っていたことに気がつくことがあります。
どうしてもっと子供に優しくできないのだろうと自己嫌悪に陥り辛い気分になります。
それに気がついたときには、人材開発コンサルタントの菅原裕子氏が書いた「子どもの心のコーチング」を読んでみてください。
親の役割を説明するとともに、子供に「愛すること」、「責任」、「人の役に立つ喜び」を教えながら、子供が幸せになるしつけで親子の信頼関係を築いていく方法が書かれています。
この本を読むことでママの子育てに対するストレスを減らす方法を見つけて実践することで、子供もママも笑顔でいられる時間が増えると思います。
どうやって育てるのかわからない
失敗しない育児のスゴワザ51
(祖川泰治著、ワイヤーオレンジ)
試行錯誤で色々な方法を試してみても、子供が言うこと聞いてくれなくて辛く感じることがあります。
そのような状況を助けてくれる1冊が1万2000人の子供と接してきた祖川幼児教育センターの園長、祖川泰治氏の「失敗しない育児のスゴワザ51」です。
子供と買い物に行った時の「買って、買って」をやめさせる方法や子供が言うことを聞くようになる言葉のかけ方等、とても役に立つようなことが書かれています。
自分の子供にはすぐに効かないこともあるかもしれません。
でも、子供をカメラ目線にする方法や手洗いをするようになる方法等、即効性があり、ママの小さなストレスを取り除いてくれるアイディアも多数書いてあります。
各項目2~3ページずつなので、時間がない時に自分の必要な部分だけを読めるのもオススメです。
育児書に頼り過ぎて辛い
育児本を読んで実践してみても、本と同じ結果にはならないことがたくさんあると思います。けれども、それを理由にさらに辛い思いをするのは本末転倒です。
本に書いてある全てを実践しようとせずに、自分が参考にできることを子供に合わせて子育てに取り入れることが大切です。
まとめ
子育てが辛い ~そんなあなたにおすすめの育児書~
赤ちゃんと何をして良いかわからない
子育ての辛さを子供と一緒に癒したいとき
子供を叱ってしまう
どうやって育てるのかわからない
育児書に頼り過ぎて辛い