いくつになっても女性が集まる場所には「仲良しグループ」ができます。そしてそこには楽しいことばかりではなくトラブルも付きもののようです。それがこじれるとまるでいじめのような事態になり「 ママ友 地獄 」という言葉まであるといいます。
「地獄」と思うほどの状況にならないためには「ママ友」とどう付き合っていけばいいのでしょうか。
「ママ友地獄」といわれるほど大変?ママ友との付き合い方
「ママ友」と付き合うのは子供のため?
母親同士の友人関係を「ママ友」といいます。「子供を遊ばせている公園で知り合った」、「同じ幼稚園」、「同じマンション」、「子供の習い事が一緒」など知り合う場所はさまざまですが、お互いに子供がいて多くの場合は子供同士も関係があるというところが共通しています。
一般に友達というのは気が合う相手のことですが「ママ友」の場合は子供同士の付き合いに影響するのを恐れて、気が合わない相手でもうまく付き合っていかなければいけないというところが難しいのです。
たとえば幼稚園のころであれば子供だけで遊ばせるわけにはいかないので、公園や友達の家に母親も付き添っていきます。そこで母親同士も会話をしたりするわけですが、相手の趣味や価値観が理解できないということもあるでしょう。
だからと言って「もう話をしたくないからあの子とは遊ばせない」というわけにはいきません。また初めての子育てであればわからないことも多く、経験者の「ママ友」からの情報はありがたいものです。
母親同士のコミュニティに属さなければ余計なトラブルに巻き込まれなくて済むという考え方もありますが、かわいい我が子のために少しくらいはガマンしようと思う母親も多いのです。
PTAや子供会、部活動やスポーツクラブにも「ママ友地獄」がある?
子供が大きくなってからも母親同士のコミュニティは続きます。学校や地域の中でPTAや子供会の役員というものがありますが、この役員選びはトラブルの種になりがちです。
最近は共働きの家庭が多いので「役員は引き受けたくない」という人ばかりで、決める際の話し合いなどでは嫌な思いをすることが多々あるようです。
また部活動や少年野球、サッカーチームなどでがんばっている子供の差し入れや送迎などでも、母親同士のルールや当番などがあってトラブルがあると聞きます。
役員にしても当番にしてもそれぞれに家庭の事情があり同じレベルで貢献することができないのは仕方のないことのはずですが、そこに不公平を感じてしまうと不満が生じて陰口を言ったり仲間はずれにするなどの行為に発展してしまうのです。
孤立してしまったらどうすればいい?
1対1のトラブルであれば人間関係の中で「よくあること」だと思うことができても、それが「孤立」してしまうようなトラブルになると常にそのことが頭から離れずストレスとなってしまいます。
自分だけでなく子供にも悪い影響があるのではないかと思うと不安は増すばかりですが、まずは何が原因でトラブルになったのかを冷静に考えてみることが大切です。自分に落ち度があったのならばそれを改める必要があります。
しかし話しかけても無視をされたり必要な連絡を回さないというような悪意ある行為が続くようであれば、それは相手の人間性に問題があることです。トラブルを解決することよりも自己防衛の手段を考えましょう。
「ママ友」とはどう付き合えばいい?
「ママ友」との付き合いは子供の存在があってのものです。お互いを「○○ちゃんママ」と呼び合ったりもします。しかしどんな「ママ」にも母親になるまでの人生がありその人の生き方があるはずです。
学生時代や社会人になってからもいろいろな人間関係の中で自分なりの付き合い方をしてきたはずです。周囲に合わせることで安心していられる人もいれば周囲に合わせるのが苦手な人もいるのです。母親同士の付き合いの中でもそれは変わりません。
よく言われることの1つに「その場にいない人の悪口に同調しないこと」というものがあります。しかしそれは意外と難しいことでもあります。同調しないことで「空気の読めない人」と思われることもあるからです。
そういう場面に慣れている人と慣れていない人がいるのですから「こうすればいい」、「これはしないほうがいい」というノウハウは万人に共通するわけではありません。
最近は「ママ友」という言葉はいいイメージで使われていないようですが、子育てを終えても一生付き合っていける友達になる人もいるのです。その人にとってちょうど良い距離感で思いやりのある付き合い方をすることが大切です。
まとめ
「ママ友地獄」と言われるほど大変?ママ友との付き合い方
「ママ友」と付き合うのは子供のため?
PTAや子供会、部活動やスポーツクラブにも「ママ友地獄」がある?
孤立していまったらどうすればいい?
「ママ友」とはどう付き合えばいい?