子供を持ち親となるとわが子の教育の仕方について考える親御さんが多いと思います。現在は色々な教育法があり自分の子供にどれが向いているのか選ぶ時代になってきました。
モンテッソーリ 教育 とは一体どんな教育法なのか簡単に説明したいと思います。
教育法を模索中の親御さんへ簡単なモンテッソーリ教育入門
イタリア産まれの教育法
イタリアの女性医師マリア モンテッソーリが作った教育法です。障害児に向けた発達教育を手がけたことがきっかけで研究と実践を重ね1907年に確率されました。
現在は、幼児教育のメソッドとしてモンテッソーリ教育は世界中に受け継がれています。
この教育法の狙いとは何でしょう?
モンテッソーリの教育の目的は簡単にいうと「子供の自立性を高める教育法」です。その教育法のベースとして子供達は成長と発達する力を自らで持っており、大人である親や教師はその力を発達の段階に応じてサポートしていくことです。
子供の自立した成長をサポートする教育法なのです。0歳から始まり24歳までと発達段階を分けています。大人になり社会生活を営む技能と人間性を育てることが大切とされています。
こんな特徴を持っています
モンテッソーリ教育の特徴として、子供の発達の段階や時期にあったサポートが行われることが挙げられます。「日常生活の教育」「感覚教育」「言語の教育」「算数教育」「文化教育」という5つの段階に分けられています。
まず自立性を高めるために整えられた環境づくりの重要性があげられます。子供が活動に使う道具は教具(きょうぐ)と呼ばれ子供達が手にとって使い易いように子供用サイズになっています。
例えば、感覚教育の時期に使用されるピンクタワーと呼ばれる10個の木製の立方体の教具は、各大きさが1c㎡から10c㎡までと変化があり子供達は自由に組み合わせて積み上げることにより大きさの違いや構成の面白さを発見していくのです。
観ることや触ることそして音を聞くことなど5感の発達の重要性を説いておりその基盤ができたところで言語の教育へ移るというようにきちんと段階が踏まれることにより、子供は自然にそして効率的に学習をしていけるのです。
メリット
モンテッソーリ教育をしたから何か特別な才能が備わる!というような結果を期待してはいけません。モンテソーリ教育の目的は子供の自立性を促すことになります。子供を観察することの大切さをモンテッソーリ女史は指導者によく説いていたといいます。開発された教具を使ってお仕事と呼ばれる活動をする子供達は、自らの興味をもとに行っているので集中して物事に取り組める環境にあります。
子供の好奇心をさらに広げてくれる指導員のサポートも加わり発達教育を体系的な方法で行えるのはモンテソーリ教育のメリットといえると思います。
気をつけたいこと
子供の個性は各自ちがいます。モンテッソーリ教育の活動が、合う子供と合わない子供がいることを親は認識しておくことが大切です。もしモンテッソーリ教育を取り入れている幼稚園や保育園でお子さんを学ばせたい場合は、必ず事前にお子さんを連れて施設の見学をすることをお勧めします。
またモンテッソーリ教育だけに偏らないことも大切です。子供の教育をどうするかは小さい頃は親が全て判断していくことになりますので、ご自分のお子さんをよく観察してどう指導していくか考えましょう。
家庭でどんな風にとりいれていけるでしょうか?
モンテッソーリ教育を家庭で再現することは可能でしょうか?安易に教具を家で手作りすることをモンテッソーリ教育は薦めていません。
指導者達も時間をかけてトレーニングを積むこともあり、かなり体系的な教育メソッドといえるでしょう。その様な理由から家庭で同じように教育するのは難しいかもしれません。
しかし、子供の自立性を育てるという理念を取り入れて子供の家庭教育をしてみるだけでも違うと思います。子供をしっかり観察して、その都度必要なことを親がサポートするということは当たり前のことですが忘れがちです。
あくまでも成長の主役はお子さんで親御さんはお子さんのもつリズムや可能性を認めてあげることが大切だと思います。
まとめ
教育法を模索中の親御さんへ簡単なモンテッソーリ教育入門
イタリア産まれの教育法
この教育法の狙いとは何でしょう?
こんな特徴を持っています
メリット
気をつけたいこと
家庭でどんな風にとりいれていけるでしょうか?