平成28年度から小学5年と6年に英語が正式教科として先行実施されます。小学3年と4年は外国語活動が始まります。日本人は勤勉と言われるのに大人になっても英語が話せません。
子供に 英語 の 習い事 をさせるならスピーキングを重視し、話せる英語を学んでください。
習い事をするならスピーキング重視の英語を
その習い事は高得点を取るためですか
母国語以外の言語教育は、古くヨーロッパで使われなくなったラテン語の文献を読み解くことから始まったと言われています。またアメリカ大陸を発見し原住民が文献を持たないことから、言語の規則性を文法化して原住民と交流したそうです。
この教育方法は学問のためであれば有効かもしれませんが、コミュニケーションのためには有効な学習法ではありません。日本は受験において点数を取ることが英語教科のゴールとなってしまっているため、文献を読み解く英語を学んできたように思われます。
日本は話すことから始める英語教育法を選択していないのです。話せるようになれば文法もわかりますし長文も読めるようになります。英語を習う目的が「話せるようになるため」であれば、スピーキング重視の習い事を選ぶべきです。
なぜスピーキング重視がいいのか
英語圏の小さな子は、英語の本を読んだり字を書いたりできませんが話せます。それは育つ過程でまず耳から英語の発音を習得したからです。そして初等教育において初めてアルファベットの発音を習います。
アルファベットが発音できれば、単語を見て発音できる、すなわち文字が読めるようになります。文章は文字の羅列ですので、文章も読めるようになります。アルファベットの書き方も習えば文章も書けるようになります。
英語教育の一番初めに行うべき重要なことは「アルファベットを見て発音できる」ようになることです。日本の子も同じくアルファベットが発音できるようになれば英語の読み書きができるようになります。
知らない単語が出てきたら、アルファベットを1つ1つ分解して読めば良いのですから、英語のハードルは一気に下がり、どんどん吸収し始めます。
通わなくても習える英語があります
昨今話題なのは、自宅のパソコンを使ってスカイプで英会話教室を受講するスクールです。子供英会話にも対応しており、先生は日本人ではないので日本語で和訳や解説をすることはありません。
また通いのレッスンとなると高額である上週1回か2回が限度ですが、ウェブスクールは安価で毎日レッスンを受けることができるコースがあります。英会話スクールですので会話することが重要視されており、会話の中で正しい発音や文法に気づき修正していきます。
さらに英単語を一度日本語に訳してから意味を理解するこれまでの日本の英語学習法とは違い、英語を聞いた瞬間に頭の中で状況や対象物画像をイメージしないと会話が成立しないことに焦ります。最初はゆっくりでいいのです。
脳の切り替えができるようになれば英語を英語か画像で理解することに慣れ、会話が途切れずに弾むようになります。ここまでくると会話が楽しくなり、さらに英会話能力が向上します。
頻繁に英語に触れることが上達の近道です
英語は短時間でも毎日触れていると次第に英語能力が高まるため、英語の習い事は週1回以上のものをおすすめします。英語や英会話だけでなく、算数や理科を英語で学習してみるのもいいかもしれません。
インターネットにたくさん英語の無料プリントが存在していますので、お子さんの能力に合わせて試してみると意外と楽しめます。
首都圏では英語で子供お料理教室を開催しているスクールもあります。活きた日常会話やよく使う単語は机の上だけではなかなか習得するのが難しいので、楽しんで英語を学べる良い機会になると思われます。
スピーキング重視の習い事で点数以上の成果を
スピーキングを重視した英語の習い事だと、受験において英語教科の得点が伸び悩むのではないかと気になる方もいるかもしれません。
一方で東京都立中高一貫校では、スピーキングやスピーチの英語教育を重視した結果、難関大学合格者数が増え、海外で活躍する人材が多く輩出されるようになってきています。
日本から一歩外に出てみれば、ヨーロッパ圏のみならずアジア圏も英語が通じる国に進化しています。受験の得点を飛び超えて、子供の将来の可能性が成果となるような習い事を選択することが、これからは重要なのかもしれません。
まとめ
習い事をするならスピーキング重視の英語を
その習い事は高得点を取るためですか
なぜスピーキング重視がいいのか
通わなくても習える英語があります
頻繁に英語に触れることが上達の近道です
スピーキング重視の習い事で点数以上の成果を