慣らし保育 をご存知でしょうか。小さな子供を保育園に通わせるのは、親にとっても子供にとってもストレスを感じるものです。
少しでも早く保育園に慣れ、楽しく元気に過ごせるようにするために慣らし保育をぜひ行いましょう。
今回は、慣らし保育の際に気を付けたいことについてお話します。
慣らし保育でを利用して保育園生活をスムーズにスタート!
- 目次 -
慣らし保育とは
慣らし保育とは、保育園生活をフルタイムで始める前の準備期間のことを言います。
短時間預かりから徐々に保育時間を長くしていき、段階的に保育園生活に慣れてくための期間です。
慣らし保育が必要な理由
通い始めたその日から環境になじみ、楽しく保育園生活を送れる子供ももちろんいますが、パパやママと離れてたくさんの子供や知らない先生と共同生活をすることは多くの子供にとって心身ともにとてもストレスになります。
ある日突然そのような状況に長時間預けられると、子供によっては1日中泣いてしまったり、発熱したり、下痢や便秘、食欲不振といった症状をおこしてしまいます。
そして、翌日以降、保育園に行くことが苦痛になり連れて行くことすら大変な状況になってしまいます。
そういう状況にならない為に、少しずつ保育時間を延ばし、少しずつ親と離れて生活する習慣をつけていき、保育園生活に徐々に慣れされていく為に慣らし保育が必要なのです。
習い保育の期間
保育園によりさまざまですが、最短で3日、長くて2週間程度で、だいたい1週間から10日間ぐらいが目安になります。
入園する時期や学年によっても違いますが、学年ごとに大体の目安を決めている保育園もありますし、一人一人のペースに合わせて行う保育園もありますので入園予定の保育園に確認をしておくとよいと思います。
※なかには慣らし保育を行わない保育園もあります。
慣らし保育期間中のスケジュール
慣らし保育の期間にもよりますが、初日は給食の前まで(約2時間)、2日目は給食まで(約3時間)、3日目はお昼寝まで(約6時間)4日目はおやつまで(約7時間)以降は終日という感じになります。
慣らし保育期間を長く設けている保育園では、一人一人の状況を見て、ある子は初日と2日目は給食の前までなど臨機応変に対応している園もあります。
また、お昼寝までさせてみようと予定していても子供が寝られず泣いてしまったりする場合は無理にさせずにお迎えに来てもらうということもあります。
慣らし保育期間に子供が慣れなかった場合
慣らし保育期間を経ても、全ての子供が保育園になれるわけではありません。
子供の様子については随時先生とコミュニケーションを取っていくことになりますが、保護者の都合がつくのであれば慣らし保育期間を延長することが可能な場合もありますので保育園と相談して下さい。
延長が無理な場合は、強制的に長時間預かりをすることになります。そうなると子供だけでなく親も辛い思いをすることになりますが、必ず慣れる日が訪れます。
子供と先生を信頼してください。そして家では頑張って保育園で過ごした子供をたくさんほめてあげて下さい。
慣らし保育期間中の親の心構え
慣らし保育は、子供だけでなく親にとっても子供を保育園に通わせることに慣れる期間です。心配な気持ちはもちろんありますが、子供の前ではどっしり構えていてください。
親が心配して不安そうにしていると子供も不安になりますし、親がさみしそうしていれば子供もさみしく感じます。
保育園に送ったら元気に潔く「お友達といっぱい遊んできてね!バイバイ!」と送り出しましょう。そしてもし慣れるのに時間がかかったとしても他の子と比べず、我が子を信じて子供と向き合うことが大切です。
保育園生活を迎える前に、親子で成長する機会
保育園は、子供の心と体の成長にとても良い環境です。身内以外の人との関わりから多くの刺激を受け、良いことも悪い事も経験し成長する場所です。
その生活をよりスムーズにスタートさせるために慣らし保育があります。
親離れ、子離れのはじめの一歩として、この慣らし保育期間を有効に利用してください。
まとめ
慣らし保育でを利用して保育園生活をスムーズにスタート!
慣らし保育とは
慣らし保育が必要な理由
習い保育の期間
慣らし保育期間中のスケジュール
慣らし保育期間に子供が慣れなかった場合
慣らし保育期間中の親の心構え
保育園生活を迎える前に、親子で成長する機会