寝返りが多いと寝相が悪くなるケースが多いといわれています。 寝相 が 悪い のには原因があり、改善はできるのです。
一方で大人にくらべ子どもは寝返りが多く、寝相が非常に悪いことは否定できません。しかし子どもの寝相が悪いことは逆によいことなのです。あわせてみていきましょう。
寝相が悪い原因とは?|大人と子どもの違い
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寝相が悪い原因
寝返りはレム睡眠時に起こるもので身体、神経の疲労を除くために行われています。しかし寝返りがあまりに多いと寝相が悪くなってしまうようです。寝相が悪くなる主な原因は以下の2つです。
睡眠の環境が悪い
睡眠環境を左右するものとして寝具(まくら、マットレス、ふとん)、騒音などです。一般的に寝返りがおきる回数は、30回程度といわれています。
睡眠中はマットレスや、まくらと接する身体の位置を変えるために寝返りをし、身体全体に対する血液のバランスをとっているのです。
しかしマットレスや、まくらが身体に合わない場合、必要以上に寝返りをしてしまいます。そのため寝相が悪くなるのです。睡眠中は体温が高い状態のため、布団を重ねすぎると無意識に布団をどかそうとして動き回り、寝相が悪くなってしまうようです。
また睡眠中に騒音があると、音が静かな方向に移動しようと寝返りをします。騒音が続くと寝返りをひんぱんに繰り返し、結果として寝相が悪くなるといえるでしょう。
対策として、自分に合った寝具を選ぶことです。まくらであれば、快適に睡眠ができると感じる高さのものを選びましょう。マットレスは固すぎず、あるいは過剰に柔らかく身体が沈みすぎないものを選ぶべきです。
また必要以上に掛ふとんを重ねないように注意してください。
騒音が気になるようでしたら耳栓を着用し、部屋が明るいと感じている場合はアイマスクの着用で対策ができます。
自律神経が乱れている
自律神経の乱れは、過度なストレスによって引き起こされます。また自律神経が乱れていると寝付きが悪くなり、眠りも浅くなってしまうのです。そのため寝返りが多くなり、寝相も悪くなるといえるでしょう。
対策として、ストレスの元になっていることから距離を置くことです。それが困難であれば、ストレスを忘れるほどに熱中できるものを見つけるべきです。
上記は寝相が悪い原因をみてきましたが、上記2つの原因による寝相が悪いこと自体にそれほど問題はありません。睡眠環境に問題がなくストレスも感じていないにも関わらず、寝相が悪い場合、何らかの疾患を抱えているケースも少なくないようです。
疾患に注意
睡眠環境、ストレス共に問題がないのに寝相が悪い場合、疾患の可能性があるといわれています。
疾患による不調があると、睡眠中にバランスを整えようとし必要以上に寝返りをするようになり、寝相が悪くなってしまうようです。特に以下の特徴が見られた場合は要注意といえるでしょう。
- 大きないびき
- 異常な倦怠感
- 不眠または眠りが浅い
- 夜中に何度もトイレに行くために起きる
以上の特徴を放っておくと、日常生活に支障をきたすケースも少なくありません。あまりにも症状がひどい場合には、病院で診断をうけることも検討するべきです。
子どもの寝相が悪い理由
特に睡眠中の子どもは、大人にくらべて脳の働きが活発といわれています。そしてレム睡眠とノンレム睡眠のサイクルが短いため、寝返りが多いのです。(寝返りはレム睡眠中におこる。)また赤ん坊は1時間に約20回、幼児であれば約10回寝返りをするようです。
以上のことから子どもは大人にくらべて寝返りの回数が圧倒的に多いため、寝相が悪いことは当然といえるのではないでしょうか。
では「子どもの寝相が悪いことは問題なのか?」については、結論から申しますと問題ないようです。逆にあまり寝返りをせずに、寝相のよい子どもは脳や神経に問題を抱えている可能性があるといわれています。
そのため、寝相の悪さは子どもが元気に成長している証といってもよいでしょう。
まとめ
寝相が悪い原因とは?|大人と子どもの違い
寝相が悪い原因
疾患に注意
子どもの寝相が悪い理由