子供がいない方でも「待機児童」という言葉を耳にしたことがあるのではないしょうか。特に 認可保育園 は競争率が高く、子供を預けることができないくらいです。子供を認可保育園に預けるにはどうすればいいのでしょうか。
認可保育園に子供を預けるにはどうすればいい?
認可保育園って何?無認可とはどこが違うの?
保育園探しを始めると、まず気になるのが「認可保育園」と「無認可保育園」の違いです。この2つの違いはどこにあるのでしょうか。
まず、認可保育園の認可とは「国が認可している」という意味です。施設の広さや職員(保育士)の人数・防災管理・衛生管理などの面において、国が定めた基準をクリアしている施設となっています。
入園を希望する際には自治体に申し込む必要があり、保護者の保育状況(仕事や病気の有無など)によって審査が行われます。保育料は世帯の収入によって変わりますが、国や自治体から助成が出ていることが多いため無認可保育園に比べると保育料は低額になっています。
無認可保育園は、認可保育園に対して国が定めた基準を1つでもクリアできなかった保育園が該当します。子供達の遊ぶスペースが狭かったり、保育室が狭かったり、と状況は保育園によって異なります。入園する際は保育園に直接申し込み、空きがあれば入園することができます。
両親の仕事の有無などは問われないので比較的入りやすいですが、保育料が認可保育園に比べると高額という特徴があります。
また、都道府県によっては独自の制度により「認証保育園(東京都)」、「認定保育園(神奈川県)」などの施設もあります。さらに、2006年10月からは「認定こども園」の制度も始まり、保育園のスタイルが豊富になりつつあります。
認可保育園に入るのはどうして難しいの?
保育園は4月に新年度が始まりますが、認可保育園に入るための手続きはその約半年前(11月~12月頃)に行う必要があります。
出産やママの仕事復帰のタイミングが、入園手続きができる時期とずれてしまうと、審査に通りにくくなってしまいます。それは、認可保育園に入園希望の子供が多く、途中から申し込んでも空きがなく入園できなくなってしまうからです。
認可保育園の入園希望が多い場合は、家庭での育児環境(母子・父子家庭、親の勤務時間など)を点数化し、点数の高い人が優先的に入れるようなシステムになっています。
入園申し込みを行う11月~12月の時点で、どれだけ点数が高い条件にいられるかによって入園の可否が決まるといっても過言ではありません。
認可保育園に入園できなかったらどうなるの?
子供を預けるのに「どうしても認可保育園でないとダメ」と考えるのであれば、希望する認可保育園に空きが出るのを待って、気長に申し込みを繰り返すしかありません。ですが、仕事の復帰時期が決まっているような場合にはそのような余裕は持てません。
そのため、認可保育園に入ることができなかった多くの子供達は、一旦無認可保育園に通うことが多くあります。ママは子供を無認可保育園に通わせながら仕事に復帰、認可保育園の空きが出るのを待つことになります。
認可保育園が良い、無認可保育園が悪いということではない
ここまで、認可保育園と無認可保育園の違いをメインにみてきました。保育園自体の設備や保育料の違いなどはあっても、そこに勤務する保育士などの資格に差はありません。
また、認可保育園よりも無認可保育園の方が子供を預けることができる時間帯の幅が広い、などどちらにもメリットがあります。
「認可保育園の方がいい」と世間では言われがちですが、良し悪しがあるわけではありません。実際に保育園を選ぶ際には保育園の所在地や預け入れが可能な時間帯などの条件が、親の希望するものとどれだけ合致するのかという点も考慮するようにしましょう。
まとめ
認可保育園に子供を預けるにはどうすればいい?
認可保育園って何?無認可とはどこが違うの?
認可保育園に入るのはどうして難しいの?
認可保育園に入園できなかったらどうなるの?
認可保育園が良い、無認可保育園が悪いということではない