言葉が話せない赤ちゃんにとって、便の状態は健康のバロメーターになるため普段からきちんと観察しなければなりません。乳児の排便は細菌などが原因で下痢になる場合と突然何日も排便がなく、便秘になる場合があります。
今回は 乳児 が 便秘 になる原因と解消法をご紹介いたします。
乳児の便秘の原因と対策を学びましょう
便秘かどうかの基準を判断しましょう
乳児の場合、便秘になっても苦しいと伝えることが出来ません。赤ちゃんの機嫌や体調が悪くないかをしっかり見極めましょう。何日も排便がなく、グズグズして機嫌が悪かったりお腹がパンパンに張っていたら便秘で苦しい証拠です。
すぐに便秘対策を自宅でおこなったり病院に行って診てもらいましょう。反対に何日も排便がなくても機嫌が良くて母乳やミルクを摂れればお腹は苦しくないのでしばらく様子をみましょう。
母乳やミルクの量が減っていないか、下腹を押して硬くなっていないか、便をもよおすときに痛がって泣いていないかなど普段の様子と違ったところがないかを観察しましょう。
食事内容に変化はありませんでしたか
生まれてから母乳だけ飲んでいた赤ちゃんがミルクに切り替えたり混合で与え始めた場合、便が硬くなる傾向があります。そのため、回数が減ったと心配になるお母さんがいます。
しかし、母乳だけの便とミルクが体内に入った便は回数も減り、硬さも変わってきます。赤ちゃんの機嫌が悪くなければ問題ありません。
また、離乳食が始まると便秘になる赤ちゃんが増えます。今まで母乳やミルクだけの食事内容だったのが、固形物が入ることで便が硬くなります。水分が足りなかったりすると便が出にくくおなかが張ってしまう場合があります。
便秘と感じたら前日や前々日の食事内容を振り返ってみましょう。便秘の原因と結びつくかもしれません。特に変化がなく、突然便秘になってしまった場合は体調が悪いことが原因とも考えられるため、迷わず病院受診をしましょう。
身体が冷えていたり、おしりを痛がっていませんか
赤ちゃんは基本的に体温が高いため、大人よりも薄着で良いと言われていますが、身体が冷えていると便秘になる場合があります。特にお腹周りは冷やさないようにしましょう。お腹は腹巻をしてあげるなど、温めると便秘になりにくいです。
また、肛門周りなどが傷ついて排便時に痛みを感じていると赤ちゃんでも排便を我慢してしまいます。日頃からおしりは清潔にして肌のケアをしておきましょう。おむつかぶれがないように、こまめにおむつを交換してあげて痛みがないようにしてあげましょう。
自宅で簡単にできる便秘解消法
便秘になってしまった場合、簡単にできるホームケアを知っておくと便利です。病院に行く前にまずはホームケアを実践してみましょう。
赤ちゃんのお腹が張っていると感じたら、お腹に「の」の字をゆっくりかいてマッサージをしてあげましょう。赤ちゃんのお腹は少しの刺激を与えると便がスムーズに腸の中を進んでいきます。毎日2、3回ほどマッサージをすることで便秘が解消されます。
また、オイルをたっぷりつけた綿棒を赤ちゃんの肛門にいれて刺激してあげることで便を出しやすくしてくれます。この方法は浣腸同様、常習性が高く慣れてしまうと効果が薄れてしまいます。頻繁におこなうことは避けましょう。
その他には水分を多めに与えることや身体を動かして腸を刺激させてあげると便秘解消に繋がります。赤ちゃんに合ったやり方でホームケアをおこないましょう。
まとめ
乳児の便秘の原因と対策を学びましょう
便秘かどうかの基準を判断しましょう
食事内容に変化はありませんでしたか
身体が冷えていたり、おしりを痛がっていませんか
自宅で簡単にできる便秘解消法