お宮参りは赤ちゃんが生まれて親子で一緒に参加する初めての儀式です。初めて経験するパパやママにとってはどのような準備が必要になるかなど不安でいっぱいになります。神社に納める金銭もいくら位なのか非常に聞きづらい事もあると思います。
今回は お宮参り と 初穂料 について調べてみました。
お宮参り初穂料奉納の際の準備と注意点とは?
お宮参りとはどのようなものでいつ頃するもの?
男児は生後31日目、女児は生後33日目にその土地の神様である産土神(うぶすながみ)に無事な出産のご加護に感謝するとともに今後の健やかな成長を祈願する儀礼です。しかし最近では産土神(うぶすながみ)にこだわらず家族にゆかりのある神社へお参りする方々も多いです。
お参りの時期も地域によって様々で生後1ヶ月~3ヶ月を目安に赤ちゃんや家族の体調、天候などによって決めているのがほとんどです。
ママが出産の際に帝王切開だったり、赤ちゃんが誕生後様々な事情ですぐに退院できなかった場合を考慮して近年ではお宮参りの日程には厳密にはこだわらなくなってきています。
お宮参りのご祈祷は当日受付でも可能なところがほとんどです。しかし神社自体の行事が入っていたり七五三など参拝者で込み合う時期と重なると当日の御祈祷が難しくなる可能性があります。
当日の順番が空くまでの長い時間赤ちゃんがご機嫌でいてくれるとも限りません。出来る限り事前に予約してご祈祷を受けることをお勧めします。
初穂料とは?
神社で祈祷をしていただく際に支払うお金の事を初穂料(はつほりょう)といいます。初穂とはその年の最初に収穫した農作物の事をさします。古来より神様に祈りをささげる儀式の際は感謝の気持ちを込めて初穂といわれる貴重な農作物の初物をお供えするという風習が根づいていました。
しかし儀式の時期によっては初穂が入手できない事もあるため代わりに金銭を奉納するようになり現在に至ります。御初穂料(おんはつほりょう・おはつほりょう)や玉串料(たまぐしりょう・たまくしりょう)という呼び名にしている神社もある。
玉串(たまぐし・たまくし)とはそもそもは神前に捧げる木綿(ゆう)または紙垂(しで)をつけた榊の小枝の呼び名とされていました。しかし初穂料同様にいつしか納めるものが金銭と変わってきて名前だけが残った状態となっています。
初穂料の相場はいくら位?
金額という事は友達にもなかなか聞きづらいものだと思います。しかし初穂料については各神社でそれ程金額に違いはありません。だいたい相場は5000円から1万円とされています。
以前は多くの神社が初穂料の金額を「お気持ちで」として金額は奉納者にお任せするというところがほとんどでしたが最近では明確に金額を提示する神社が増えてきました。初穂料を明らかにしていない神社へのお参りの場合は事前に問い合わせると目安額のような形で教えてもらえます。
当日御祈祷を受ける前に受付で名前を伝えて初穂料を渡すようになっている神社が多いようです。最近では生後100日目に祝うお食い初め(おくいぞめ)とお宮参りを兼ねたコースを設定している神社も多くなってきています。
その場合は神社側が設定した初穂料とお食い初めの食事代が一緒になった値段をお支払いするようになるそうです。
初穂料の準備の注意点
初穂料の奉納は神社が当日受付に用意している専用の袋を使う様お願いしているところもあります。また最近ではあまりこだわらずに一般的な白封筒で納めている方も多くなってきています。しかし正式な形としてはのし袋に入れて納めます。
のし袋は紅白の蝶結びの水引を準備します。蝶結びのタイプはお宮参りを始め一般的なご祝儀や慶事のお祝い事など「何度あっても良い」とされるものに使用します。
紅白の水引には蝶結びのほかに結び切りという結び方のものがあります。結び切りは「繰り返す事がないように」や「今回一度で終わる」という意味を持ちます。お見舞や婚礼の場合使用しますが「繰り返すことは良くない」という意味で結び目がほどけないような結び方がされています。
お宮参りはお祝い事で喜ばしい儀式ですので紅白の蝶結びの水引ののし袋を使用します。のし袋には大きな意味合いがあり間違えて別のタイプのものを使ってしまうと大変失礼にあたりますので十分注意が必要です。
のし袋の表書きは奉納する神社から特に説明がなければ上段には御初穂料や御玉串料と書きます。一般的には御初穂料が多いようです。のし袋の下段には親の名前ではなく祈祷を受ける赤ちゃんの姓名を書きます。
最近は読みづらい名前も多いと思いますのでふりがなをふっておくことをお勧めします。祈祷の際に赤ちゃんの姓名で祝詞(のりと)と言われる祝辞をいただいたり祈祷後名前入りの授与品をいただく場合があります。
間違われないように名前の漢字の読みも口頭ではなくしっかりと書いてお伝えしましょう。
まとめ
お宮参り初穂料奉納の際の準備と注意点とは?
お宮参りとはどのようなものでいつ頃するもの?
初穂料とは?
初穂料の相場はいくら位?
初穂料の準備の注意点