「お宮参りで失敗しない着物選び(前編)」では、 お宮参り ではどのようなお 着物 を選ぶべきなのかご紹介しました。後編では、ママやパパはどのような服装にすべきなのか、またお宮参りでの注意点をご紹介致します。
お宮参りで失敗しない着物選び(後編)
家族はどのような格好をすればよいの?
赤ちゃんが正式な祝着を着ているので両親も正装となります。パパは和装の場合は一つ紋か三つ紋の羽織に着物と袴となりますが実際に和装姿のパパを目にする事はほとんどありません。
洋装の場合もブラックスーツやダークスーツという略礼服と言われていますが現代では一般的なスーツが大半です。ママは訪問着や色留袖、紋付の羽織などになります。
しかしお宮参りの頃はまだ母乳を与えているママが多いので着物では非常に不都合もあり最近はスーツやワンピースの方が多くなっています。ただし厳粛な場でもありますので派手な色合いのものや音のなるようなアクセサリーは控えるようにしましょう。
神社では靴を脱いで御祈祷を受ける事が多いので失礼にならないよう素足は絶対に避けてください。
お宮参りの注意点
お宮参りでの御祈祷は数組のほかの家族と一緒に行う神社も多く御祈祷中に赤ちゃんが泣いてしまって迷惑をかけないようにするために直前までにお腹を満たしおむつも交換しておくと良いでしょう。
また神社では授乳室があるところは少ないので車の中や神社の部屋の片隅でも授乳できるように授乳ケープを持参することをお勧めします。赤ちゃんにとって今までに経験した事がない厳粛で異様な雰囲気に気づいて泣き続けてしまう場合があります。
そのような場合は無理に事前予約した時間帯でご祈祷を受けるのではなく、赤ちゃんの気分が落ち着いた頃にご祈祷を受けられるよう神社に相談をして時間変更していただくことをお勧めします。
古来出産はけがれたものと見なされ、お宮参りは子供の成長を祝うと共にママのけがれを祓う(はらう)儀式でもあるとされています。その為お宮参り当日はけがれを祓う前のママは赤ちゃんを抱っこできずパパ側のおばあちゃんが抱っこするといういわれがあります。
現在では遠方に住んでいるなど様々な事情でおじいちゃんやおばあちゃんの参加が難しい場合もある為それほどこだわらなくなってきました。
しかしお宮参り後に写真屋さんで正式に家族写真を取る場合撮影者から赤ちゃんはおばあちゃんが抱っこするよう促される時があります。その時は古来の伝統に準じているものだと解釈しましょう。
まとめ
お宮参りで失敗しない着物選び(後編)
家族はどのような格好をすればよいの?
お宮参りの注意点