子どもの多くは、ねんね→寝返り→寝返り返り→お座り→ハイハイ→立っち→あんよという過程で成長していきます。
今回はこの中のお座りについてお話します。 お座り できるようになるために 練習 は必要なのか、練習するとすれば、どういった方法があるのかについてご紹介します。
赤ちゃんにお座りの練習は必要?練習のときの注意点は?
お座りの時期
お座りができるようになるのは、だいたい6カ月頃からといわれています。
といってもきちんと座れるというのではなく、たいていは椅子や家具などにもたれて座ったり、両手を前について支えている状態で座っています。
支えがなく座れるようになるのはおおむね9カ月頃です。
この頃になると、座った状態で手をパチパチ叩いたりおもちゃを振って遊んだりと、安定してある程度長い時間座っていられるようになります。
ただしこれは、「おおむねこのぐらいの月齢」という目安であって、子供の成長スピードはさまざまなので、自分の子どもがこれに当てはまらないからと言って気にしすぎないようにしてください。
お座りの練習の必要性について
お座りの練習が必要かどうかについてですが、結論から言いますと必要ありません。
上記に書いたお座りの時期はおおよその時期で、子供の成長にはかなりの個人差があるため、必ずしも生後半年でお座りをし始めるわけではありませんし、逆に生後半年を待たずしてお座りを使用とする子どももいます。
ですから、自分の子どもが生後半年になってもねんねのままだからとか、もう9カ月なのにまだきちんとお座りできないなどと焦る必要はありません。
お座りには、背中や腰にしっかりと筋肉がついてきてからできるようになるものなので、子どもにまだ筋肉がしっかりついていない状態でお座りをさせると子どもの体に負担になりますし、子どもも嫌がってしまう可能性もあります。
大人が焦って無理に練習させる必要はありませんので、子どものペースで成長を見守るようにしましょう。
ただし、練習を「しなくてもよい」のであって、「してはいけない」というわけではありません。
子どもの機嫌の良い時には、スキンシップやコミュニケーションの一環としてお座りの練習を取り入れてみるのも良いでしょう。
次にお座りの練習方法をご紹介しますので参考にしてみてください。
おすすめの練習方法
前提として、子どもの体調と機嫌の良い時のみ練習するようにしましょう。また、機嫌が良い時に行っても、子どもが嫌がるようなら練習をすぐに止めてください。
無理やり練習をさせるとお座りが嫌いになってしまうこともあり、そうなってしまったら本末転倒です。子どもが前向きにお座りを楽しめるように配慮しましょう。
お座りの練習方法は、後ろから子どもを抱き、子どもの脇に両腕を入れてお座りの状態にして子どもを支えます。
腰がしっかりしてくるまではグニャッと倒れてしまうこともありますので、子どもが苦しい体勢にならないように支えてあげましょう。
筋肉がついてくると、自分の両手を前について支えられるようになってきます。
こうなってきたら、子どもと向い合せに座ったおもちゃ遊びを見せたりおしゃべりをしたりして、子どもが座っていられる状態を少しずつ保つようにしてみましょう。
ねんねの子どもがお座りをすると、見える世界が180度変わって、子どもにとってはとても新鮮で刺激的な世界が広がります。
新しく見える景色に興味を示す子どもがよりお座りを楽しめるように、向い合せに座って子どもを楽しませてあげましょう。
練習時の注意点
お座りの練習で注意すべきことは、先ほど述べた子どもの機嫌が良い時にのみ行うということと、子どもの周囲に物を置かないということです。
お座りが上手になったとしても、子どもは頭が重たいのでバランスを崩して転倒することが多々あります。
周囲に物を置きっぱなしにしており、思わぬけがの原因となることもありますので、周囲の安全には気を配りましょう。
また、安定して長時間お座りができるようになると、親も安心してついつい目を離してしまうことがあるかもしれませんが、それは絶対にやめましょう。
お座りが長時間できるようになったといっても、転倒のリスクは残っていますので油断してはいけません。
子どもがいろいろなことをできるようになればなるほど、危険は増します。成長とともにリスク管理にはより一層目を向ける必要があります。
まとめ
赤ちゃんにお座りの練習は必要?練習のときの注意点は?
お座りの時期
お座りの練習の必要性について
おすすめの練習方法
練習時の注意点