離乳食 の 味付け はいつからはじめるとよいのでしょうか。小さい頃の味覚は大きくなってから多大な影響を与えると言います。離乳食の段階でいろいろな食材や味付けを経験することで、好き嫌いのない子に育てたいと思いませんか。
離乳食を手作りで頑張りたい方のために、今回は味付けについてご紹介いたします。
離乳食の味付け ~離乳食の味付けはいつから?~
離乳食を始める前に
離乳食は柔らかければよいというものではありません。食材に慣れていくと共に、食材の本来持っているうま味を感じる事が大切です。
糖分や塩分などは控えて調理することが大切です。濃い味付けで育つと薄い味付けの物を食べた時に本来のうま味がわからず、まずくかんじてしまいます。
味覚は育つと言います。濃い味付けに慣れると味覚は濃いものにしか反応しません。
濃いものは塩分や糖分が多く含まれがちですので、生活習慣病のもとになりうることを踏まえると控えたいです。
また、油分も気を付けたいです。油分を多く摂る習慣がつくと、日本古来からあるだしのうまみがわからなくなることがあります。
おやつに菓子類を与えることもあるでしょうが、赤ちゃん用の薄味の物を用意しましょう。
離乳食以前、4か月頃から
離乳食前に果汁を与える場合、注意が必要です。舌にある味を感じるセンサーを味蕾と言います。この味蕾の感度は大人になるにつれ、鈍感になっていきます。
ゆえに味蕾が敏感な赤ちゃんは大人が感じるよりも甘みなどを強く感じます。
以後の味覚に影響しますので極力与えすぎないようにすることが大切です。
5,6カ月頃の離乳食は?
離乳食の始まりです。1日1回食から始めましょう。味付けは基本的に不要です。素材本来の自然な甘みを体験することが大切です。
ただし、アクが多い色の濃い野菜やごぼうは苦みが強いので適しません。アスパラなどの繊維質の多いものは消化ができないので控えましょう。
コーンは甘みがあり赤ちゃんが好む味ですが、そのままだと消化しきれませんので良くつぶしてトロトロにしましょう。
甘すぎる果物も好むからといってたくさん与えないように気を付けましょう。
7,8カ月頃の離乳食は?
7,8カ月では1日2回食になります。味付けは離乳食を通して、すべて薄味が基本です。
7,8カ月頃からだしを使うようにしましょう。だしは昆布から始めると良いと言われています。
薄目に作り、だしだけのスープや人参などの野菜を舌でつぶせる程度の柔らかさに煮ます。
苦みの強いものはまだ控えた方が良いですが、ほうれん草の葉先などをチャレンジしていきましょう。
塩は使わなくても構いませんが、使用するならほんの少しにしましょう。
9,11カ月の離乳食は?
9,11カ月では1日3回食になります。味付けは今まで通り、だしを中心に薄味にします。
だしは昆布だしだけでなく、カツオだしなども使えます。無添加の野菜ブイヨンなども使えますが、市販の物は塩分が入っている事があるので気を付けましょう。
この頃は素材の変化が大切な時期です。
レバーや青魚など味が個性的な食材も食べられるようになります。
野菜では繊維の多いものは基本的に控えますがゴボウを柔らかくゆでて歯ぐきでかみ、素材の味を楽しめるようになります。
この頃から調味料の幅が増えます。卵のアレルギーがないようでしたら、マヨネーズが使えるようになります。
ヨーグルトなどの酸味にも慣れるようにしていきましょう。
12か月以から18か月の離乳食は?
12か月以降の離乳食は歯ぐきですりつぶせるようになるので、だいぶ固いものでもたべられるようになりますが、味付けは薄味のままです。
大人のものを取り分けて与える事が多くなりますが、濃い味付けの物は与えないようにしましょう。
また、味噌汁のうわばみは塩分が多く含まれているので、子ども用に薄く調理した後で大人の分だけ作りましょう。
子どもは酸味や苦みのあるものを好まない傾向があります。
好まないからと言って、全く酸味や苦みのない物を食卓から除かず、大人がおいしく食べる様子を見せることで、食の幅を広げてあげるのが良いでしょう。
レトルト食品を参考に
赤ちゃんのレトルト食品が多く売られています。
離乳食の段階によってもさまざまな食材が使われるようになりましたが、いろいろな味付けの物を経験するにはレトルトだけでは足りません。
しかし、味付けの見本でもあるので、レトルトを参考にしてみてください。
まとめ
離乳食の味付け ~離乳食の味付けはいつから?~
離乳食を始める前に
離乳食以前、4か月頃から
5,6カ月頃の離乳食は?
7,8カ月頃の離乳食は?
9,11カ月の離乳食は?
12か月以から18か月の離乳食は?
レトルト食品を参考に