牛乳を発酵、熟成させて作ったチーズはカルシウムや良質なタンパク質などの栄養を摂取できますが、乳製品なのでアレルギーや塩分が気になっているお母さんも多いです。
メニューや味のバリエーションも広がる チーズ をいつから 離乳食 に取り入れてよいのかご紹介します。
離乳食でチーズを与える際のポイント
離乳食のチーズはいつから食べさせていいのか
チーズは離乳食としては初期の生後5ヶ月頃からあげることのできる食材です。ただ、食べさせることのできるチーズは月齢ごとに違い、脂肪分や塩分が高いチーズも多いので与えるときに気をつけましょう。
離乳食初期から使用できますが、10倍粥や野菜のすりおろしなどからゆっくりと進めていくほうがよいので、チーズをあげるのは離乳食中期の6〜7ヶ月頃からの場合が多いようです。
チーズはカッテージチーズから与えよう
脱脂乳等で作られた非熟成タイプのチーズで、他のチーズに比べて低脂肪なのでおすすめです。脂肪分を除去しても、タンパク質やカルシウムなどの栄養成分はそのまま残されています。
牛乳とレモン汁でカッテージチーズは自宅で簡単に作ることがきるので、市販されているカッテージチーズは食塩が入っているため調味料をまだ使わない離乳食初期に与えるのに抵抗がある人は手作りのものを与えましょう。
食べさせてよいチーズの種類
離乳食初期(5・6ヶ月)チーズの中でも比較的くせがない、カッテージチーズを食べさせることができます。カッテージチーズは高タンパクで低脂肪の食材ので、離乳食としては優秀な食材です。
離乳食中期(7・8ヶ月)粉チーズ、モッァレラチーズ、プロセスチーズ、クリームチーズ、スライスチーズを食べさせることができます。粉チーズは塩分が高いので香り付け程度を与えましょう。
モッァレラチーズは塩分が少なめのチーズですが、脂肪分が多いので与え過ぎに注意しましょう。弾力のあるもちもちとした食感が特徴なので、舌で潰せる固さを目安の大きさにして与えます。
プロセスチーズ、クリームチーズ、スライスチーズは塩分と脂肪分が多いのでひとかけらだけにしてください。クリームチーズは塩分は控えめですが、脂肪分が多く高カロリーなので、少量からはじめ小さじ1程度が目安です。
離乳食後期(9〜11ヶ月)チーズスプレッドが新しく食べさせることができるようになります。チューブ容器に入っているものも多く手軽に使え便利ですが、塩分と脂肪分が多いので使い過ぎに気をつけましょう。
加熱をして与えたほうがいいのか
チーズは発酵食品なので、加熱しないで食べさせて問題ありません。特にカッテージチーズは脂肪分が少ないチーズなので、加熱しても溶けて柔らかくなるわけではなく、逆に食べにくくなります。
しかし、冷凍したチーズを食べさせる際は、解凍するときに雑菌が繁殖しやすいため、加熱するほうが安心です。
チーズの食物アレルギー
チーズは乳製品なので牛乳アレルギーを発症する可能性があります。特に消化力の弱い乳幼児期に牛乳アレルギーが発症することが多く、鶏卵に次いで発症率が高い食材です。そのため、チーズを与えるときは病院のやっている平日の午前中に少量から与え始めましょう。
また1回目より2回目のほうがアレルギー反応が出やすいので、2日目も十分に気をつけ少量ずつ増やしていきましょう。
チーズの健康効果と栄養素
チーズは牛乳を濃縮して作りますので牛乳の10倍の栄養が摂れる優秀な栄養食で、牛乳に比べて乳糖が少ないため、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする子供にもおすすめです。
チーズにはカルシウムが豊富なため、骨が丈夫になり、風邪をひきにくくするタンパク質も豊富です。チーズに含まれるカルシウムは吸収率が高いので、牛乳嫌いの子供はチーズからカルシウムを摂取するのもよいでしょう。
そして、目や皮膚の健康に大切なビタミンAやビタミンBも豊富に含まれています。良質なタンパク質とカルシウムを含むチーズですが、離乳食においては控えめが原則です。
まとめ
離乳食でチーズを与える際のポイント
離乳食のチーズはいつから食べさせていいのか
チーズはカッテージチーズから与えよう
食べさせてよいチーズの種類
加熱をして与えたほうがいいのか
チーズの食物アレルギー
チーズの健康効果と栄養素