離乳食の開始から2カ月がすぎ、我が子に食事を与える喜びを実感できる時期です。ハイハイやつかまり立ちが上手になり、日中の活動量が増えてきました。
そのような 離乳食 中期 の赤ちゃんに与える食事の回数や種類ごとの適 量 、この時期ならではの赤ちゃんとママの楽しみ方を紹介します。
赤ちゃんとママの楽しい離乳食 ~中期の量と楽しみ方~
食事の回数
赤ちゃんもお口にごはんが入ることに慣れてきました。この頃から食事の回数を1日に2回とします。時間帯はママの家事がひと段落した日中と夕方がよいでしょう。
まずは食事をとることを優先できるようにミルクの場合は離乳食以外の時間に3回+食後、母乳の場合は赤ちゃんが欲しがるときに与えます。なるべく同じ時間に食事をするように心がけて、生活のリズムを整えていきましょう。
1回の量
基本的に主食(50~80g)+2品となります。この2品では 野菜・果物・海藻類(20~30g)+肉・魚・卵などのたんぱく質(15~30g)をとるようにするとバランスがよいでしょう。
主食は今までのおかゆに加えてミルクやスープに浸したパン、柔らかく茹でたうどんも食べれるようになります。野菜は根菜・葉物をよく茹でてつぶすことで食べることができ、果物の果汁も水分補給としてとることができます。
この時期の海藻類とは、わかめや青のりを指し、量は少量とします。魚介類はアレルギー反応がでる恐れがありますので白身魚のみにしてください。また、ハムやソーセージ等の加工食品はまだ食べることはできません。食材はすべて火を通し、舌でつぶせる固さにします。
食べ物への興味が広がり、少量であればしょうゆ・味噌・塩での味付けが可能となるので、いろいろな味にチャレンジできるようになります。量の目安はありますが赤ちゃんがおいしく楽しく食べているのであれば量が進まなくてもあまり気にする必要はありませんよ。
彩り豊かに楽しい離乳食
にんじん・かぼちゃ・トマト・ほうれん草など 色どりの鮮やかな食材は見た目も楽しめます。ぜひいろいろな食材を取り入れてみましょう。
またスプーンで食事を口に運んであげることが多い時期ではありますが、赤ちゃん自身が興味を持てばスプーンを握らせてあげ、赤ちゃんのペースですすめてみましょう。
手づかみでの遊び食べは一見ママには面倒に思えますが、手の感触を通して赤ちゃんの脳を刺激します。床の汚れが気になるようならばビニールシートを敷くなどの工夫をし、好奇心旺盛な赤ちゃんを見守ってあげましょう。
また赤ちゃんの好きなキャラクターグッズをお皿やスプーンに使うことも食事の時間を楽しいものにしてくれます。
食材のおいしさを再発見
赤ちゃんのためにママが一生懸命 準備する離乳食ですが、こんなメリットもあります。
日ごろ味つけのしっかりした食事をしていることが多いパパやママも、赤ちゃんの離乳食を味見してみることで食材の持つ本来の味・甘み・おいしさを再発見することができ、自然の恵みを実感することができます。
仕事で忙しいパパも、休日は家族そろって赤ちゃんの離乳食タイムに付き合ってみてはいかがでしょうか。楽しい団欒の時間が赤ちゃんの心を豊かに育てます。
離乳食中期の外食
毎日の育児に追われるママにも息抜きが必要です。ですがまだこの頃の赤ちゃんはレストランで提供されるものを食べることができません。そのようなときに便利なのがベビーフードです。
急な外食にも対応できるようバックの中にお湯で溶ける粉末のおかゆを常備しておくと便利です。またビン詰めの離乳食は少し かさばりますが手作りのものを持ち運ぶよりも衛生的に安心です。
まとめ
赤ちゃんとママの楽しい離乳食 ~中期の量と楽しみ方~
食事の回数
1回の量
彩り豊かに楽しい離乳食
食材のおいしさを再発見
離乳食中期の外食