離乳食 に じゃがいも は使い勝手のよい食材です。ですが、国を越えてさまざまな食べ物が入ってくる今、いろいろな料理が楽しめる反対に食材について不安を覚える時も多いのではないでしょうか。
食育が注目されるなか、より安全でよりおいしい離乳食を作って、子どもに食事の楽しさを知ってほしいものです。親が何より願うことは子どもの健康でしょう。それには日々の食事が大きく関わってきます。
今回は、アレンジが簡単な離乳食のマストアイテムじゃがいもをご紹介いたします。
じゃがいもで離乳食 ~アレンジが簡単なしゃがいもレシピ~
国産で手軽に買えるじゃがいも
子どもにはより安全な物を食べさせたいものです。今はオーガニック野菜もたくさんありますし、探す時間や購入費をかければ素晴らしい食材が手に入ります。
ですが、毎日3度の食事にそこまで家計を費やせないのは普通です。そこで重宝するのがじゃがいもです。一年を通してじゃがいもを見ない季節はないのではないでしょうか。
もちろん、じゃがいもがおいしい季節というのはありますし、時期によって種類も違います。ですが、いつでも手軽に買える食材は毎日のお料理にありがたいものです。
そして、じゃがいもと言うと北海道というイメージですが、実は長崎や鹿児島のものも出回っています。
じゃがいもの輸入がないわけではありませんが、私たちが八百屋やスーパーで手にするものはほぼ100%が国産です。「これどこのだろう?」と心配せずに買える野菜は本当にうれしいです。
下ごしらえや保存も簡単
離乳食の準備というのはなかなか手間のかかるものです。小さく切ったり、すりつぶしたりと大人の日々の食事より調理に時間がかかったりします。
おいしいものは食べさせたいけれど、子どもと遊ぶ時間もたっぷり確保したいと感じることでしょう。
そこでポイントになってくるのが、調理しやすいようにしておく下ごしらえと保存です。離乳食でじゃがいもを使う場合は茹でることがほとんどです。
赤ちゃんや小さい子がいて料理に集中する時間が取れなくても、特に離乳食初期の頃は煮崩れするくらい調理しますから、ちょっと目を離した隙に茹ですぎたという心配がありません。
また茹でても栄養のロスが少ないのも嬉しいところです。
茹で上がったらすりつぶします。マッシャーがなくてもフォークで簡単にできますし、ごく少量ならラップに包んで指でつぶせばマッシュポテトの出来上がりです。
保存用にたくさん作る場合は袋に入れてめん棒で潰すという方法もあります。保存も簡単です。
すりつぶしたじゃがいもを冷凍保存用バックに平らにして入れて冷凍するだけです。薄めに伸ばして冷凍しておくことで、お料理のときに必要な分だけ割って使えて便利です。
アレンジいろいろじゃがいも料理
じゃがいもは月齢の低い離乳食初期の赤ちゃんからスプーンが上手に使えるくらいの子どもまでさまざまなアレンジで幅広く対応できる食材です。
すりつぶしたじゃがいもは水やミルクや野菜スープを加えてピューレとしてそのまま食べられますから、今日はお米じゃないものをと思った時はおかゆの代わりの主食にするのいいかもしれません。
じゃがいものピューレにブロッコリーやにんじんなど他の野菜を混ぜてバランスよく食べさせることができます。マイルドな味が他の野菜とのアレンジにも抜群です。
水分を多めに混ぜればスープになります。夏場に少し冷やしてビシソワーズにするのもちょっとグルメな感じが味わえて楽しいものです。
月齢が上がってくるとマッシュポテトが人気ですが、このマッシュポテトのアレンジが味付けを変えれば大人のご飯にもなってうれしいです。
離乳食と大人用のご飯を別々に作るというのはなかなか手間のかかることです。
離乳食用にツナやチーズを混ぜたボールにした物は大人用なら揚げてコロッケになります。ポテトサラダも野菜の大きさや味付けを別にするだけで離乳食と大人用の食事の両方に対応できます。
離乳食後期になるとすりつぶさなくても小さく切って煮込み料理にしたりポテトグラタンにしたりと大人も食べたくなるメニューがたくさんあります。
煮込み料理は肉じゃがなどの和風アレンジとトマト煮などの洋風アレンジでレパートリーが広がります。
おでかけも安心のじゃがいも
小さい子どもとのお出かけは心配事がいろいろあります。その一つが離乳食かと思います。
今は市販のベビフードもたくさんあって便利ですが、お出かけの時も手作りのものをと思う場合はじゃがいもをすりつぶしたものを主食に持ち、おかずはベビーフードで対応というふうにすると荷物の心配が減って、お出かけを楽しむことができます。
お粥だと移動の間に乾燥や粘りが気になったりしますが、マッシュポテトなら乾燥が気になったとしても出先で白湯をちょっと混ぜれば簡単においしく食べられます。
また、じゃがいもフレークという便利なものもあります。これは離乳食用として販売されているわけではありませんが、水を加えるだけで簡単にマッシュポテトになるというものです。原材料がじゃがいもだけという安全性もあります。
お出かけの時や子どもがお腹を空かせていて今すぐ何か食べさせたいというような時に予備としてお家にあると便利かもしれません。
まとめ
じゃがいもで離乳食 ~アレンジが簡単なしゃがいもレシピ~
国産で手軽に買えるじゃがいも
下ごしらえや保存も簡単
アレンジいろいろじゃがいも料理
おでかけも安心のじゃがいも