小松菜 は 離乳食 初期から使える食材です。小松菜に含まれる豊富な栄養は野菜の中でもトップクラス。茹でることで柔らかくなり、お粥に混ぜたり、みそ汁に入れたりと、調理法はさまざまです。
貧血予防にもなり免疫力もアップするので、ぜひ離乳食として赤ちゃんに与えたい食材のひとつです。
小松菜で離乳食 ~離乳食に小松菜を使って貧血予防~
小松菜とは
小松菜はアブラナ科アブラナ属の植物で、旬の時期は11月~2月ころです。しかし、ハウス栽培などの進歩により年間を通して手に入り、150円前後とお手頃価格も魅力です。
小松菜はビタミンCが豊富に含まれていて免疫力を高めてくれます。
カルシウムや鉄分は同じ緑野菜のほうれん草よりも多く含まれています。アクが少ないので下茹でする必要もありません。
小松菜に含まれる豊富な栄養を効率よく摂取する方法は、スムージーなどで生で食べることです。しかし、離乳食では必ず過熱してから使います。
赤ちゃんの鉄分不足
生後9か月の離乳食後期ころになると、赤ちゃんは鉄分が不足しがちになります。赤ちゃんはママのお腹の中にいた時は母体から鉄分をもらっていました。
産まれてからも体内に蓄えていた鉄分と、母乳やミルクに入っている鉄分で足りていました。しかし、生後9か月頃になると蓄えていた鉄分が底をつき、鉄分不足になるのです。
鉄分不足になると脳の発達に影響する可能性があります。
小松菜の他にもほうれん草や赤身の魚にレバー、フォローアップミルクなどを上手に取り入れ、鉄分を補うことが大切です。
離乳食に使う際のポイント
小松菜は離乳食初期から使えます。栄養が豊富でアクが少なく食べやすい、クセがないのでどんな食材とも組み合わせることができるとの理由から、離乳食では頻繁に登場します。
使う際のポイントとしては、初期に使うのは葉の部分です。茎の部分は後期以降から使用するようにします。
葉の部分は柔らかくすることで簡単にペースト状になりますが、茎は繊維があるのですり潰しにくくなります。
新鮮な小松菜は葉が濃い緑で大きいもの、茎が太くしっかりしているものです。離乳食に使う際は、ぜひ新鮮なものを選んであげましょう。
小松菜の離乳食レシピ
小松菜入りおかゆ(離乳食初期)
材料
10倍がゆ、小松菜の葉1枚
- 小松菜は柔らかく茹ですり鉢ですり潰す
- おかゆと混ぜる
小松菜とかぼちゃのグラタン(離乳食中期)
材料
小松菜の葉2枚、かぼちゃさ3センチ角1個、牛乳大さじ2、小麦粉小さじ1、粉チーズ少々
- 小松菜は柔らかく茹で、みじん切りにする
- かぼちゃは皮をむきレンジでチンして柔らかくしてから潰す
- 牛乳と小麦粉をダマなくなるまでよく混ぜ、鍋に入れとろみがつくまで煮立たせる
- 耐熱容器に1,2,3を入れ上から粉チーズをふりかけてトースターで焦げ目がつかない程度に焼く
小松菜パンケーキ(離乳食後期以降)
材料
小松菜の葉3枚、ホットケーキミックス100グラム、牛乳200㏄
- 小松菜は茹でてペースト状にしておく
- ホットケーキミックスに牛乳と1を入れよく混ぜる
- 熱したフライパンで焦げないように焼く
小松菜入りハンバーグ(離乳食後期以降)
材料
小松菜の葉1枚、玉ねぎ1センチのくし切り1個、ひき肉50グラム、塩少々、水100㏄、めんつゆ大さじ1、片栗粉小さじ2分の1
- 小松菜と玉ねぎはみじん切りにする
- ひき肉と1を混ぜ、塩少々をふりよくこねる
- 2を丸めたら熱したフライパンで焼く
- 鍋に水とめんつゆを入れひと煮立ちしたら、水溶き片栗粉でとろみをつける
- 完成したハンバーグに4をからめる
パンケーキとハンバーグは一口大の大きさに作り、手づかみ食べの練習にしてください。
小松菜の保存方法
小松菜は傷みやすく、購入したら早めに食べてください。乾燥に弱く、葉に水が付いても痛む原因になります。
茎の部分に濡らしたキッチンペーパーを巻き、野菜室に立てて保存します。
または、小松菜を適当な大きさにきり、保存袋に入れて冷凍保存も可能です。
離乳食では、柔らかく茹でてから月齢にあった細かさに刻み、製氷機などで小分けに冷凍すると便利です。
冷凍した場合は3週間程度で食べきってください。
まとめ
小松菜で離乳食 ~離乳食に小松菜を使って貧血予防~
小松菜とは
赤ちゃんの鉄分不足
離乳食に使う際のポイント
小松菜の離乳食レシピ
小松菜の保存方法