果物のもつ自然の甘みは赤ちゃんが大好きなものの1つです。離乳食初期から与えることができる果物や、酸味や種があるものは離乳食が完了してから与えた方がいい果物もあります。
今回は、 離乳食 の進み具合に合わせて、食べることができる 果物 と、その与え方をご紹介します。
離乳食の果物・フルーツはいつから、どうやって与える?
離乳食で果物を与える際の注意点
甘みは赤ちゃんが美味しいと感じる味覚です。そのため、果物は赤ちゃんもパクパクと喜んで食べてくれることでしょう。
しかし、カロリーも高いので与えすぎには注意が必要です。果汁に含まれる糖分で虫歯を気にするママも多いようですが、あまり神経質になる必要もないでしょう。
果物にはアレルギーを引き起こす可能性のあるものがあります。また、食べ過ぎによってお腹が緩くなってしまったり、消化器官に負担がかかる果物もあるので、注意しましょう。
離乳食初期から与えられる代表的な果物
リンゴ
初めての果物として選ばれることも多いのがリンゴです。皮を剥き、すりおろしたものを食べさせてあげましょう。リンゴは調整作用があります。
離乳食が始まると便秘気味になる赤ちゃんも多いので、食べさせてあげるといいでしょう。すりおろし→薄切り→角切りの順に月齢に合わせて切ってあげましょう。
バナナ
柔らかくて甘く栄養価も高く、年間を通して安価で手に入るのが魅力的な果物です。離乳食でも頻繁に登場するでしょう。
バナナは特定原材料に準ずる20品目に指定されているので、少量ずつ与えはじめましょう。加熱することで甘みは増します。
イチゴ
離乳食初期で与える場合は裏ごしをして与えましょう。加熱するとビタミンCが失われるので、生で与えるのがおススメです。徐々に月齢に合わせた大きさに切ってあげましょう。
みかん
薄皮をむき、果肉だけを与えましょう。薄皮事食べられるようになるのは、離乳食が完了してからです。
スイカ
離乳食初期はすり潰して与え、徐々に月齢に合わせた大きさに切ります。種があるので丁寧に取り除いてあげましょう。
桃
熟れて柔らかい桃は初期でも食べやすい果物です。ただし、特定原材料に準ずる20品目に指定されていますので注意しましょう。
ぶどう
巨峰は皮を剥き、種を取り除き、潰してから与えましょう。皮のまま食べられるぶどうは固いので、離乳食完了期以降に与えます。
メロン
柔らかくて甘いメロンですが、こちらもアレルギーの心配がある果物です。しかし、ビタミンやミネラルが含まれ、便秘改善も期待できます。
梨
リンゴ同様に、すりおろし→薄切り→角切りの順に与えていきましょう。消化が悪い果物なので、1度にたくさん食べさせないようにしましょう。
離乳食中期・後期・完了期に与えられる果物
キウイ(中期以降)
酸味が強く、嫌がる赤ちゃんも多いのがキウイです。最近では、柔らかく甘みが強いゴールドキウイという品種も登場しました。グリーンキウイは酸味が強いものが多いようです。
柿(中期以降)
甘みがあり美味しい柿ですが、固く弾力があるので無理に離乳食中期で与える必要はありません。与える場合は、薄切りにし食べやすいサイズに切ってから与えましょう。
離乳食が完了してから与えた方がいい果物
パイナップル・マンゴー
甘く柔らかいマンゴーですが、たんぱく質分解酵素が多く含まれ。赤ちゃんには刺激が強いフルーツになります。パイナップルも同様です。
また、パイナップルは果肉が固く酸味も強いので離乳食が完了してから与えはじめましょう。
グレープフルーツ
酸味が強く独特の苦みがあるため、苦手とする赤ちゃんが多いです。薄皮も口の中に残りやすいので、3歳くらいまでは上手に食べられない可能性があります。
もしも与えるのなら、ピンクグレープフルーツのような甘みがあるタイプのものを、薄皮をむいて与えましょう。
まとめ
離乳食の果物・フルーツはいつから、どうやって与える?
離乳食で果物を与える際の注意点
離乳食初期から与えられる代表的な果物
離乳食中期・後期・完了期に与えられる果物
離乳食が完了してから与えた方がいい果物