きゅうり は 離乳食 でお手軽に利用できる食材のひとつです。大人がサラダや野菜スティックを食べる際、ひとかけら離乳食用に使うことができます。
離乳食初期の段階で食べることのできるきゅうりについてご紹介いたします。
離乳食できゅうり ~きゅうりは過熱して利用する~
きゅうりの栄養
きゅうりは年中お店で売られているお手軽な野菜のひとつですが、離乳食にも旬である6月~9月に取り入れていくのがおすすめです。
きゅうりの成分の90%以上が水分でできていて、栄養がないと思われがちですが実は加熱しても壊れにくい「カリウム」が多く含まれています。
「カリウム」は老廃物の排出を助ける重要なミネラルで、夏場汗をかきやすい赤ちゃんにとっても大切な成分になります。
離乳食時期は食事ですべての栄養を補うわけではありませんし、食感やいろいろな味を体験することの方が大切ではありますが、旬の時期には積極的に利用してもいい食材です。
きゅうりは加熱する
サラダなどに多用するきゅうりは生で食べることがほとんどだと思いますが、離乳食としてのきゅうりは加熱したものを利用します。
きゅうりには、ほかの野菜に含まれているビタミンCを壊す酵素が含まれています。
ですが、加熱することによりその酵素の働きを抑えることができます。皮を向いて加熱して裏ごしすれば離乳食初期から利用することが可能です。
初期はきゅうりの皮を剥きおろし器ですりおろしてから、鍋か電子レンジで加熱すると時短にもなり便利です。
離乳食が進むのに応じて剥く皮の量を減らしていき、おろすのではなく細かく刻むようにしていきます。
加熱したきゅうりは、製氷皿に小分けにして入れ冷凍保存することも可能です。
きゅうりは大人の食事でサラダとしても食卓に登場することが多く火もすぐにとおりやすいので、新鮮なうちに大人がサラダで食べる時などに少量を離乳食用として作ってもそれほど手間がかかりません。
離乳食初期のきゅうり料理
お粥の中に入れる野菜としてすりおろしたきゅうりを少量入れて食べさせてみましょう。加熱することで苦味はほとんどなくなりますので違和感も少ないです。
繊維が気になるようでしたら、裏ごしして食べさせてみてください。柔らかく煮たそうめんにいれてもいいでしょう。
きゅうりをそのまま与える場合は、裏ごしをしてだし汁でのばします。初期から利用できる果物に混ぜてあげるのも食べやすくおすすめです。
離乳食初期から食べられる果物には、りんご、いちご、みかん、バナナなどがありますが、あまりすっぱいものは避け、味見をして甘いのにあった場合きゅうりを加えてみましょう。
この時期は栄養面はほぼ考えなくて大丈夫ですので、赤ちゃんの反応を見ながら食べやすい食感など探りながらゆっくりと進めていくのがおすすめです。
離乳食中期のきゅうり料理
いろいろな食材を試していきたい時期です。前述した通り火を通すことによって他の食材のビタミンCを壊しにくくなる特徴がありますので、いろいろな野菜とだし汁で合わせて煮込んであげても問題ありません。
加熱することによってかなり柔らかくなりますので、上手にもぐもぐできるようになったら、すりおろしではなく細かく刻んで与えても大丈夫です。
きゅうりは水分が多いので、魚のすり身や、ささみや、しらすなどと一緒に煮ると柔らかくなって相性がいいです。
主張のすくない野菜ですのでいろいろな食材に混ぜてみましょう。
離乳食後期のきゅうり料理
歯茎でかみかみ食べができるようになる頃で量も次第に増えていく時期ですが、まだきゅうりは茹でて与えましょう。
1センチ程度の大きさに刻んでも十分に食べられるようになります。上手に食べられているようであれば、1センチ程度のスティック状にしておくと手で掴んで自分で食べることができます。
またシーチキンやしらすなどと一緒に炒めるのもおすすめです。水分も多く火がとおりやすいので、すぐにしんなり柔らかくなってきます。
きゅうりは炒めても硬くなったりしないのでおすすめです。
無理のない献立で
離乳食のすべてを好んで食べるような子はあまりいません。数回食べてくれなかった食品だから嫌いなんだろうと思わなくても大丈夫です。
離乳食用にやわらかくしたきゅうりですが、離乳食時代はあまり食べてくれなかったのに、離乳食が完了し生野菜が食べられるようになるときゅうりに夢中になる子もいます。
きゅうり自体には味があまりありませんし、味付けをするとすぐに味も浸透しますので、いろいろな味付けを試してみてください。
まとめ
離乳食できゅうり ~きゅうりは過熱して利用する~
きゅうりの栄養
きゅうりは加熱する
離乳食初期のきゅうり料理
離乳食中期のきゅうり料理
離乳食後期のきゅうり料理
無理のない献立で