なす はアクが強くえぐみがあるため、 離乳食 向きではないイメージを持たれるかもしれません。なすを赤ちゃんに食べさせることはできるのでしょうか。下ごしらえの方法や保存方法をご紹介します。
離乳食になす?初期からOKにするためのアク抜き
赤ちゃんはいつからなすを食べられる?
大人向けの食材と思われるなすですが、赤ちゃんも食べることができます。調理によっては離乳食初期の5から6ヶ月頃から、食べることができる食材です。
ただし、あくまでも進め方は個人差がありますので、赤ちゃんが嫌がっている様子がないか気をつけながら進めましょう。なすそのものは、それほど栄養価は高くありません。アクが気になる場合は、赤ちゃんが離乳食に十分慣れてから与えても遅くはないでしょう。
なすのアレルギーは大丈夫?
なすはアレルギー反応が出にくい食材です。しかし、なすやトマトには、アセチルコリンやヒスタミンといった科学物質が含まれています。これらの物質に反応してアレルギー症状を起こす場合もありますので注意が必要です。
症状としては、口やのど、唇のかゆみや腫れが代表的です。すこし症状が重い場合は腹痛や下痢が起きる場合もあります。なすに限らず、どんな食品でも初めて食べる時は少量ずつが鉄則です。また、時間帯は病院にいつでも行けるように午前中にしましょう。
なすの下ごしらえ
なすはアクが強いため、アク抜きをしっかりすることが重要です。なすを切り、多めのお水に10分ほどつけて、水を捨てればアク抜きは完了です。離乳食初期から中期にかけては、皮はむいた方が赤ちゃんも食べやすくなります。
アク抜き後は必ず加熱調理して、やわららかく煮ます。赤ちゃんにはできるだけ、美味しい食材を味あわせてあげたいものです。
一年中手に入りやすいなすですが、旬は夏です。できるだけ新鮮ななすを選ぶために、ヘタについているトゲが鋭く、皮にツヤのあるものを買うようにしましょう。
アク抜きすれば初期からOK
離乳食中期から始める場合が多いなすですが、しっかりアク抜きをすれば離乳食初期でも挑戦することができます。初期はミキサーやすり鉢などでペースト状にして、だし汁で伸ばすと食べやすくなります。
中期からは、軟らかくにればみじん切りでも食べることができます。ツナと和え物にしたり、すりおろしたリンゴに混ぜたりして食べさせることができます。離乳食後期には5mm角程度の角切りでも食べることができます。皮が付いていても大丈夫です。
トマトやズッキーニと合わせて、やわらかく煮たラタトゥイユ風にしたり、ひき肉とあわせてミートソースにしたりと、さまざまなアレンジが可能です。
離乳食のなすを長持ちさせる方法
なすは冷蔵庫に入れてしまうと鮮度が早く落ちます。1日から2日程度でしなびてきてしまいます。これは、なすが熱帯原産の植物で、冷たい温度に弱いためです。なすを保存する時の適温は10度から12度です。
つまり、調理前のなすを保存する時は、冷蔵庫よりも常温保存のほうが長持ちします。ただし、真夏は常温保存だと腐敗が進む場合がありますので、新聞紙に包んで涼しい場所に保管すると良いでしょう。
いずれにしても、なすは生のままだと保存が難しい野菜です。購入したらできるだけすぐに離乳食としてみじん切りやペースト状に調理してしまい、冷凍保存すると良いでしょう。小分けにできる製氷皿に入れると一食ずつ取り出せます。
大量にある場合は、冷凍保存パックに入れて、パックの上から筋をつけておくと、割って使えるので便利です。冷凍庫から取り出した後は、凍ったまま調理しても問題ありません。
解凍中に雑菌が繁殖する可能性がありますので、時間をかけて自然解凍することは避けましょう。
まとめ
離乳食になす?初期からOKにするためのアク抜き
赤ちゃんはいつからなすを食べられる?
なすのアレルギーは大丈夫?
なすの下ごしらえ
アク抜きすれば初期からOK
離乳食のなすを長持ちさせる方法