離乳食は月齢によって使用できる食材に違いがあります。同じ食材でも、食材の大きさや調理方法は、月齢によって変わっていきます。
シリアルとして食べられるだけでなく、 離乳食 としても使用できる オートミール を紹介します。
手軽で簡単なオートミールを離乳食に使おう
オートミールが離乳食にぴったりな理由
オートミールは海外ではシリアルとしてお馴染みのものですが、シリアルならどれでも離乳食に使用できるわけではありません。
コンフレークの場合、砂糖がまぶしているタイプがあり、砂糖など糖分の多いものは離乳食に適していません。
また、玄米フレークは食物繊維が多いため離乳食には使用できません。
オートミールの原料は、オーツ麦で離乳食の主食として適しています。既につぶしてあるため、細かく刻む必要がないのも手軽に離乳食として使用できます。
調理が簡単で栄養価が高いので、離乳食として利用しやすい食材です。また乾物になっているので、長期保存ができるのも特徴です。
赤ちゃんに必要な栄養が豊富にあるオートミール
離乳食を作る場合、栄養素を大きく3つにわけて食材を用意します。ビタミンやミネラル源になる食材、たんぱく質源になる食材、エネルギー源になる食材です。
オートミールは、この中でエネルギー源になる食材です。オートミールは、全粒のまま加工されているので栄養が豊富に含まれています。
主な成分はでんぷん質ですが、鉄分やビタミンB1、食物繊維が豊富です。成長期にはかかせないカルシウムも豊富に含まれています。
赤ちゃんは生後半年を過ぎると体内に蓄積されていた鉄分がなくなってしまいます。粉ミルクにも鉄分が含まれていますが、それだけでは足りません。
そのため鉄分が豊富に含まれた食品は、離乳食にも必要となってきます。
離乳食が始まると便秘がちになりますが、オートミールは食物繊維が豊富なので、便秘解消にもよい食材です。
オートミールが離乳食として利用できる月齢
オートミールは食物繊維が多いため、ゴックン期と言われる生後5~6か月頃には食べさせません。モグモグ期と言われる生後7~8か月頃から食べられます。
オートミールは、オーツ麦なので小麦ではないとはいえ、アレルギーが出ることもあります。小麦に比べて少ないが、アレルギー反応を引き起こすグルテンが含まれています。
他の食材と同様に、初めて食べる食材には注意が必要です。
また、市販のオートミールの中には、添加物を使用している場合はあります。
添加物がアレルギーの原因になることがあるので、購入する時には原材料に何が使用されているか確認しましょう。
月齢別のオートミールの調理方法
オートミールが食べられるようになる生後7~8か月はモグモグ期と言われ、舌を使って離乳食を細かくつぶせます。
オートミールは牛乳などにひたして、加熱してやわらかくふやかします。オートミールは、既につぶしてあるのでそのままで大丈夫です。
カミカミ期と言われる生後9~11か月は、奥の歯茎を使って食材をつぶして食べるようになります。それでもつぶす力はまだ弱いので、オートミールも牛乳にひたして食べさせます。
パクパク期と言われる1歳~1歳半は、オートミールを柔らかくしなくても食べられますが、手づかみで食べやすいように、オートミールパンなどにしてあげましょう。
オートミールは、加熱したあと冷ますと固まる性質があります。オートミールと牛乳をまぜて電子レンジで加熱したあと、冷ますだけでオートミールパンができます。
一口サイズにすると、手づかみで食べやすくなります。
まとめ
手軽で簡単なオートミールを離乳食に使おう
オートミールが離乳食にぴったりな理由
赤ちゃんに必要な栄養が豊富にあるオートミール
オートミールが離乳食として利用できる月齢
月齢別のオートミールの調理方法