さつまいも は 離乳食 でも人気のある食材です。一年中手に入りやすく、保存もきくので料理に利用しやすいという利点があります。
また、栄養満点で、食物繊維もとれるさつまいも。離乳食の段階別に、おすすめの食べ方・作り方をご紹介します。
さつまいもで離乳食! ~時期別の離乳食作りのポイント~
素材の味を知ってもらおう(5~6か月)
素材の味を知ることを大切にしたい離乳食スタート期は、さつまいもをゆでてペースト状にしましょう。調味はしません。
水気が少ないと、もったりして飲みこみにくいので、ゆでた後に水気が少ないと感じたら、お湯を足して伸ばします。
甘みがあって食べやすいだけでなく、食物繊維が豊富でビタミンCもたっぷりのさつまいもはぜひ取り入れたい食材です。
離乳食をアレンジしてみよう
さつまいもペーストに慣れてきたら、つぶしかたを少し粗くして食感を変えてみましょう。
食感が変わると飽きにくいです。ただ、食べにくそうだなと感じたら、またペーストに戻してようすを見ましょう。
食材に飽きてこないよう、ヨーグルトを加えるなどアレンジをしてみましょう。
また、単体だと食べにくいホウレンソウなどの野菜のペーストを混ぜるのもおすすめです。さつまいもの甘みで食べやすくなります。
つぶしやすい柔らかさ(7~8か月)
舌の動きが発達し、歯ぐきと舌で食べ物をすりつぶせるようになってきます。
絹ごし豆腐くらいの柔らかさのものを目指しましょう。格子状(5㎜×5㎜くらい)に切ってゆでて食べさせてみましょう。
同じくらいに切った他の野菜と混ぜて野菜スープにしてもいいですし、おかゆに混ぜて優しい甘さのさつまいもがゆもおすすめです。
ツナと一緒に煮て煮物にすると、魚のうまみが加わって、ただ甘いだけのさつまいもが苦手な子どもも食べやすくなります。
そのまま煮ても美味しいですが、だし汁を加えて煮ても美味しいです。
つかみ食べスタート(9~11か月)
手の動きが発達してきて、細かい手の動きができるようになってきます。つかみ食べは、スプーンやフォークを持つ練習になるだけでなく、脳の働きも活発にする重要な発達です。
つかみ食べがしやすいよう、スティック状や格子状にすると、子どもも持ちやすいです。
この時期には、しっとりとした食感で食べやすい、さつまいもとりんごの重ね煮がおすすめです。
さつまいもとりんごは格子状(1.5㎝×1.5㎝くらい)に切り、水を入れて一緒に煮ます。甘みが弱く感じるときは砂糖を入れます。
水気がなくなるまで煮ればできあがりです。アレンジで、上にヨーグルトをかけて食べたり、レモンを一緒に入れてさっぱりと煮たりするのもいいですね。
リッチなおやつも(1歳~)
1歳を過ぎると、牛乳やバターといったものも使えるようになります。牛乳+バター+さつまいもでおすすめなのが、スイートポテトです。
さつまいもは皮をむいてゆで、柔らかくなったらつぶします。そこに牛乳とバターを加えて混ぜます。さつまいもの甘みが少ないようだったら、砂糖も少し入れましょう。それを手で持ちやすいように棒状にしたらできあがりです。
スイートポテトはコロコロと丸めてしまうと、1個を丸ごと口に入れてしまい、のどに引っかかるおそれがあるので、棒状にしてかみちぎるようにしてください。かみちぎるという動きも、発達の上ではとても大切です。
アレンジとしてレーズンを入れたり、きな粉を入れたりすると、栄養価がアップするのでおすすめです。
バターや牛乳が入ることで、大人が食べても満足できるデザートになります。
まとめ
さつまいもで離乳食! ~時期別の離乳食作りのポイント~
素材の味を知ってもらおう(5~6か月)
離乳食をアレンジしてみよう
つぶしやすい柔らかさ(7~8か月)
つかみ食べスタート(9~11か月)
リッチなおやつも(1歳~)