どの育児書を開いてみても離乳食の定番にあがるのが白身魚です。この白身魚は はじめての離乳食 おかゆの次に口にすることができ、離乳食の全期間において大活躍してくれます。
赤ちゃんに不可欠な栄養素から、与える際の注意点など 白身魚 を 離乳食 とする際の基礎知識をご紹介します。
離乳食で大活躍! バリエーション豊富な白身魚
うれしい白身魚の栄養素
白身魚は消化が良く、高たんぱく低脂肪の食品です。赤ちゃんの離乳食にはもちろんのこと妊娠中毒症の妊婦さんにもエネルギーの補給源として適しています。
白身魚にはビタミンB群・ビタミンD・必須アミノ酸が含まれています。この必須アミノ酸は体内で作ることができないので必ず食品から摂取しなくてはなりません。魚などの動物性たんぱく質食品には良質なアミノ酸が多く含まれています。
注意すべきはアレルギー
白身魚と聞いてもなかなか関連付かないようですが 実は白身魚から魚アレルギーを起こす場合があります。そのため まだ食べることに慣れていない離乳食期の赤ちゃんには細心の注意が必要です。
白身魚の中にもアレルギーを起こしやすい魚と、そうでないものがあり離乳食の初期にはアレルギーを起こしにくい 鯛・カレイ・ヒラメから与えることをお勧めします。
また、白身魚の代名詞のようなタラですが、ヒスタミンが含まれているためにヒスタミン中毒を起こす恐れがあります。アレルギーを起こしやすい食品でもありますので、赤ちゃんに与える際には先の種類の白身魚から与えて様子を見ながら進めましょう。
はじめての白身魚
赤ちゃんがおかゆを口にするのに慣れたころ、その次の段階として野菜やお魚が登場するようになります。このタイミングで与えることができるのが鯛・ヒラメ・カレイの白身魚です。
すべての食材に熱処理が必要ですが、白身魚の場合は身をほぐし、よく潰してあげることが必要です。お刺身を使うことで骨抜きの手間が省けますよ。まずは おかゆとは別に白身魚をスプーンに一口から初めてみましょう。
様子をみて問題がなければ次の日にはもう一口と徐々に与える量を増やしていきます。数日間の様子を見てみて、魚アレルギー等の心配がなければ おかゆに混ぜたり他の食材と混ぜて与えてみてもよいでしょう。
一週間程度の冷凍保存も可能ですので製氷機に小分けし、さまざまな食材と混ぜながら すこしづつ使用することができます。
工夫次第で ぐんと広がる白身魚のレパートリー
どのような食材とも相性良く活躍してくれるのが白身魚の特徴です。また赤ちゃんの成長に必要な栄養面もしっかり補ってくれるのがママにとっても嬉しいです。白身魚は脂分が少ないため赤ちゃんにとっては口の中でパサつき、食べにくい場合があります。
ほかの食材と混ぜて与えるのはもちろんですが、水溶き片栗粉でとろみをつけてあげるのもよいでしょう。魚特有の臭みが気になる赤ちゃんには牛乳で煮てあげるとで臭みが取れます。
離乳食完了期からは大人の食事をとりわけて与えてあげることができるのでママの調理もぐっと楽になるはずです。その際には魚の小骨に注意してあげてください。
魚離れが久しい昨今ですが、小さいうちからお魚に慣れ親しむことで健やかな心と体を育むことができます。離乳食では白身魚のあとに、赤身魚、青魚と段階を踏んでゆきますので離乳食に慣れた中期ごろから様子を見て赤身魚にもチャレンジしてみましょう。
大活躍のしらす
離乳食後期になれば、つぶすことなくそのまま食べることができるのがしらす。釜揚げしらすの塩分を使っての味付けも可能です。赤ちゃんの発熱などで食欲のないときには栄養バランスのとれた ほうれん草としらすのおかゆがお勧めです。
また卵焼きに混ぜるなど手軽に利用できるのでママの手間も省け大活躍してくれるでしょう。
まとめ
離乳食で大活躍! バリエーション豊富な白身魚
うれしい白身魚の栄養素
注意すべきはアレルギー
はじめての白身魚
工夫次第で ぐんと広がる白身魚のレパートリー
大活躍のしらす