離乳食は赤ちゃんの自立の第一歩です。おっぱいやミルクを飲むばかりだった赤ちゃんが、さまざまな味や食感に触れ食の楽しさを感じていく大切な成長段階と言えます。
今回は月齢別に、食材のかたさや量などとともに 離乳食 の基本 スケジュール をご紹介いたします。
離乳食のスケジュール丸わかり!疑問・不安も徹底解決
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【5.6.7ヵ月ごろ】ゆったり楽しくはじめよう!
離乳食をはじめるタイミングは5ヵ月を過ぎたらと言われています。それ以前はまだ内臓が未発達な場合もあるので注意が必要です。
一般的にはママのお食事に興味を示し手をのばしたり、よだれが多くなってきた頃が目安と言われています。5ヵ月を過ぎたら赤ちゃんの様子を観察しスタート時期を決めましょう。
日中の赤ちゃんの機嫌の良い時間帯を選び一日一回、小さじ1からはじめます。まずはスプーンに慣れることや、滑らかな離乳食をゴックンと飲み込む練習です。
トロトロ状の10倍粥を一週間試してみましょう。1日目・2日目は小さじ1、3日目・4日目は小さじ2と少しずつ増やしていきます。
10倍粥に慣れてきたら、裏ごしした野菜を小さじ1ずつプラス、というようにはじめの2週間は慎重に!スタートから1ヵ月が過ぎたら一日二回、授乳の前を離乳食タイムとしましょう。
赤ちゃんによっては全然興味のない子もいます。その場合は無理せず少し時期をずらして様子を見ましょう。反対にもっともっとと欲しがる子もいますが、まだ体が慣れていないのでママが目安量を見極め、与え過ぎないようにしましょう。
【7.8.9ヵ月ごろ】上あごや舌を使う練習
この時期は舌を上あごにくっつけて噛みつぶします。トロトロやベタベタの形状が上手にゴックンと飲み込めるようになったら、食材を細かく切り刻みツブツブ状にしたものや、すりおろしたものを今までの形状に中に混ぜてみます。
お粥だと7倍粥程度のかたさが目安です。一日二回離乳食タイムを決め生活のスケジュールに組み込みます。
以前のように上手に食べてくれないときは、一度トロトロの形状に戻したり、ごはんではなくパンにしてみたり、出汁を変えてみたりと我が子のペースや好みを探ってみるのも楽しいです。
この頃から少しずつ栄養バランスも考え、1、エネルギー源2、タンパク質・ビタミン3、ミネラル源、この3つの食品がとれるように工夫してみましょう。
【1歳前後】大人と一緒にお食事タイムを
この頃には一日三回、ママのお食事と同じ時間を離乳食タイムとしてみましょう。ママがモグモグするのを眺め真似する仕草も見られます。すり潰しの形状から、みじん切り、コロコロ状と徐々に大きさを荒くしていきます。
だんだんと舌でつぶせないものは奥の歯茎でカミカミするようになっていきますが、ベーと出してしまうようなら大きさやかたさを調整しましょう。バナナくらいの柔らかさが目安です。
よく食べる子は授乳の回数や量の調整が必要になってきますので体重の増加を確認し専門家に指示を仰ぎましょう。
【1歳~1歳半ごろ】離乳食から幼児食へ
今まではママがスプーンで与えていた離乳食でしたが、自分の手で食材をつかんだりスプーンを持ちたがる時期になります。人参でいうと半月切りの大きさにしお皿に並べてみましょう。前歯や歯茎を上手に使い分けパクパクと食べるようになっていきます。
しかし「遊び食べ」と呼ばれるママには困った行為が始まるのもこの時期です。15分~20分とお食事の時間を決めたり、食卓から見えるおもちゃは片づけるなど、お食事に集中できる空間作りや工夫も必要になります。
1歳半を過ぎたら離乳食から幼児食へと徐々に移行していきます。大人に比べるとまだ薄味ですが、キッズメニューがある場所などで外食も楽しめるようになります。
お食事タイムは「楽しい」が基本!
身体の成長と同じように、離乳食の進みにも個人差があります。なかなか食べない子、好き嫌いのハッキリしている子、ごはんだけは食べない子などさまざまです。個性と捉えどっしりとした気持ちで受け止め、我が子に合った進め方を見つけてください。
お食事は生きていくうえで毎日繰り返され、なくてはならない行動です。体調と同じように食欲も日々変化がありますので、食べた量や進み方を気にするのではなく、お食事が楽しい時間となるようにママの気持ちはゆったりと、我が子に合わせてゆっくりと進めましょう。
まとめ
離乳食のスケジュール丸わかり!疑問・不安も徹底解決
【5.6.7ヵ月ごろ】ゆったり楽しくはじめよう!
【7.8.9ヵ月ごろ】上あごや舌を使う練習
【1歳前後】大人と一緒にお食事タイムを
【1歳~1歳半ごろ】離乳食から幼児食へ
お食事タイムは「楽しい」が基本!