今までは母乳やミルクから栄養を貰っていた赤ちゃんも、生後5、6か月ころになると離乳食が始まります。しかし初めてだと、どのように進めていけばいいのかわからないママも多いでしょう。
そこで、 離乳食 の 進め方 を時期別に、 スケジュール にしてわかりやすく解説します。
離乳食の進め方がすぐわかるスケジュール!
離乳食初期(生後5か月~6か月)
生後5か月~6か月になり、お座りが安定している、よだれが増えている、ママが食べている様子をじっと観察している、などを目安に離乳食を始めましょう。最初は1日1回食、1か月ほどして慣れてきたら1日2回食に増やします。
この頃の栄養源は、まだ母乳やミルクです。離乳食の後には、母乳は飲みたいだけ、ミルクは量を決めて与えましょう。
- 6時 母乳・ミルク
- 9時 離乳食+母乳・ミルク
- 12時 母乳・ミルク
- 15時 母乳・ミルク
- 18時 母乳・ミルク
- 21時 母乳・ミルク
離乳食を始めたばかり頃は、9時~10時ころに食べさせるといいでしょう。初めて食べさせる食材は、機嫌のいい午前中に大さじ1程度から与えます。無理に食べさせることはせず、赤ちゃんのペースに合わせましょう。
離乳食中期(生後7か月~9か月)
1日2回食になり、食べることのできる量も増え、食事が楽しくなってくる時期です。ストローマグを使い食後に麦茶を飲ませ始めてもいいでしょう。
- 6時 母乳・ミルク
- 9時 離乳食+母乳・ミルク
- 13時 母乳・ミルク
- 16時 離乳食+母乳・ミルク
- 21時 母乳・ミルク
食べる量も増え、授乳の間隔も空いてきます。離乳食後に母乳やミルクを欲しがらないのであれば、無理に与えることはありません。2回目の離乳食は、遅くとも18時までには食べ終わらせましょう。
離乳食後期(生後9か月~11か月)
後期になると1日3回食へ進みます。赤ちゃんは自ら食べる意思を示しだすので、手づかみで食べられるものを1品用意するといいでしょう。
- 7時 離乳食+母乳・ミルク
- 11時 離乳食+母乳・ミルク
- 15時 母乳・ミルク
- 18時 離乳食+母乳・ミルク
- 21時 母乳・ミルク
徐々に大人と同じ食事時間に慣らしていき、家族みんなで食卓を囲みましょう。パパやママが食べる様子を見せることで、赤ちゃんは「食事が楽しい」と思います。
また、毎日のお粥に飽きて急に食べなくなる時期、遊び食べをする時期でもあります。麺やパンを使い食事に変化を付ける、いつもとは違う食器にしてみる、などの工夫をすることで赤ちゃんは進んで食べてくれるようになります。それでもダメなら、無理に食べさせず食事を切り上げましょう。
離乳食完了期(生後1歳~)
1日3回食が定着し、大人と変わらない硬さのものを食べることができるようになります。ほとんどの栄養を離乳食から摂るので、ママは断乳や卒乳を考え始めるころです。
- 8時 離乳食
- 10時 おやつ
- 12時 離乳食
- 15時 おやつ
- 18時 離乳食
離乳食と離乳食の間におやつを与えはじめましょう。おやつは甘いお菓子ではありません。丸くしたおにぎりやフルーツ、赤ちゃん煎餅などの、離乳食を補うようなメニューにするといいでしょう。
この頃になると、大人を真似てスプーンやフォークを使いたがる赤ちゃんもいます。コップの練習も始めるといいでしょう。
離乳食の進め方の注意点
上記のスケジュールは、あくまでも参考程度に捉えましょう。必ずしもこの通りに行くわけではありません。赤ちゃんには赤ちゃんのペースがあり、無理に合わせる必要もありません。
体調や機嫌で離乳食の進み具合が前後することもあります、無理やり進めると赤ちゃんの胃に負担がかかる可能性があるので、注意しましょう。大切なのは「食事は楽しい」と赤ちゃんに感じてもらう事です。
まとめ
離乳食の進め方がすぐわかるスケジュール!
離乳食初期(生後5か月~6か月)
離乳食中期(生後7か月~9か月)
離乳食後期(生後9か月~11か月)
離乳食完了期(生後1歳~)
離乳食の進め方の注意点