「便秘解消に最適な離乳食(前編)」では、なぜ便秘のメカニズムについてご説明しました。後編では、 便秘 を解消する 離乳食 や便秘を予防する離乳食についてご紹介します。
離乳食で初めて食べる食品を使うことはアレルギー反応を起こしかねませんので、赤ちゃんの様子を観察し与えるようにしましょう。
便秘解消に最適な離乳食(後編)
便秘予防のためにママが行う対策とは?
離乳食開始頃は離乳食だけでは栄養が十分に摂取できないため母乳も同時に与えます。そのため母乳が赤ちゃんの体に与える影響も大きくなります。
ママが脂分の多いものや乳製品を多く摂っている場合質が悪いドロドロの母乳が作られてしまいます。また体を冷やす野菜や果物をたくさん摂取すると母乳が冷やされてその母乳を飲んだ赤ちゃんも体が冷えて便秘の原因を作ってしまうのです。
母乳を与えているママは赤ちゃんのためにも便秘になりづらく水分を多く含んだ質をよい母乳を作る必要があります。
赤ちゃんの便秘解消に良い食品とは?
整腸作用が大きく排便効果がある食品を使った離乳食を与えると良いでしょう。キャベツに含まれるリジンの効果により食欲をわかせ繊維質である事から便秘にもとても良いとされています。人参・カボチャ・サツマイモ・大根・玉ねぎも便秘解消には非常に良い食品と言われています。
しかし食物繊維が多いからといってゴボウや筋の多いイモ類は離乳食開始頃の赤ちゃんの腸には逆に負担がかかってしまいます。離乳食に加える場合は柔らかく煮てジューサーなどで繊維を砕いて筋っぽさが残らない状態でスープなどにしてあげると良いでしょう。
果物ではバナナ・プルーン・リンゴ・キウイフルーツ・みかんなどは食物繊維が多く便秘解消には良いとされています。与える場合は皮や種など口に残るものは除きます。
過熱して柔らかくして擦ったり果汁を絞ったりしてヨーグルトなどに加えてあげると食べやすくなります。ヒジキや海藻類、豆腐やきな粉も便秘対策にとても良いです。
便秘対策用の離乳食を与える際の注意点は?
いずれの食品についても初めて離乳食に加える場合は十分注意が必要となります。便秘解消を優先して離乳食で初めて食べる食品を使うことはアレルギー反応を起こしかねません。
口の中にかゆみ、喉のイガイガ、唇が腫れる、呼吸が乱れる、じんましんが出るなどの症状が出た場合アレルギー反応を起こしている可能性が非常に高いです。
キウイフルーツやリンゴを始めとしたアレルギーが出やすい食品を初めて離乳食に使う場合は事前にかかりつけ医に相談することをお勧めします。また食品を与えた後も赤ちゃんの様子の変化がないか十分に気に掛けるようにしましょう。
一度何らかのアレルギーが出ると今まで反応しなかった食品に対してもアレルギー反応を起こす場合がある為十分注意が必要になります。
まとめ
便秘解消に最適な離乳食(後編)
便秘予防のためにママが行う対策とは?
赤ちゃんの便秘解消に良い食品とは?
便秘対策用の離乳食を与える際の注意点は?